自然治癒力 その道理 2 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

野菜は植物なのだが、人は植物を知らずして野菜に何を求めているのか。

野人の理解では、自然界に存在しないもの、工場で人が手を加えたものはすべて化学物質。

自然、天然成分であろうが、体に優しいと唱えようが、その形で存在出来ないものは自然の産物ではなく人間の産物だ。

それに天然成分以外のものなど地球上にはない、水銀もヒ素も石油も毒草もすべて自然界の産物、天然だから自然だから体に良いと言う道理は成り立たない。

化学物質などと言う言葉は人間が勝手に定義したもので、地球上のすべての物質は限られた元素から出来ている。

天然成分も、その成分だけが存在出来るはずもなく、抽出、配合が人類最大の過ちとも言えるだろう。

過ちとは抽出、配合そのものではなく、生命の維持をそれらに依存したことだ。

それらは文明全体から見ればあらゆる分野に貢献しているが、生き物の健康の「仕組み」の中ではまったく不要のもの。

穀物、野菜、肉などの食べ物に工業規格を持ち込み、「自然、天然のものだから安全」と言う常識を定着、消費者はそれを元に判断を下す。

自然とは何か、人間の定義、常識、個々の思いでもなく、本ではなく野山を観察、その仕組みを学んでもらいたい。

そうすれば常識とは対極にあることが理解出来る。

すべての動植物の自然治癒力の仕組みは完全であり何の問題もない。

人間と何処がどのように違うか、話して聞かせれば子供でもわかるだろう。

自然界の理に適っていれば自然治癒力など意識するものでも期待するものでもないことがわかる。

人間が、「正しい、問題ない」と断言しようが、答えは既に出ているではないか。

人も家畜もペットも肉も野菜も満身創痍・・・

治せない、原因がわからないなどとたわけたことを言っているのは、人類を導いてきた指導者、学者達なのだ。

それを、「う~ん・・仕方ない」と許し、あきらめるほうもおかしい。

文明は、対処療法の進歩と共に自然治癒力を見失ってしまった。

間違った人間の理を修復出来るのは人間でしかない。


頑張ろうね・・・野人もそうするから


続く・・