爆釣キス セファリ隊 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

よそ見すんじゃねえ・・

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猿人ジュニア この日最大のキス
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大ざっぱな奴らだ・・
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前日の夜賄い食で宴会をやったセファリ隊は翌日全員で海に出た。

キス釣りと天ぷらの午前中の便は満船、希望者が多く臨時午後便も設けたが、これは天ぷらランチではなくディナーだな。

この午後便にセファリ隊9人が便乗、苦学生も学割にした・・・

セファリとは原人が設立した協生農法証明機関で、東大を中心に幅広く集まり、各地で実験農園を開いたり伊勢で研修、農作業も手伝う。

潮の加減で午前便は目標の3割も釣れず最悪の釣果だったが、潮の良い午後便は爆釣だ。

釣って釣って釣りまくり、猿人ジュニアはこの日最大の25㎝のキスを釣りあげた。

シーズンはGWからでまだ釣果にムラがあるがこれからコンスタントに釣れてくる。

食わんが為の手段としての釣りだから、食べるだけ釣れれば帰港する。

釣る時間は2時間前後だが、食材が足りなければ延長する。

それでも足りなければビレッジで天ぷら材料を用意している。

大半が初心者だから釣り場に着くと全員集合して10分間野人講習会、道具の使い方、エサの付け方、釣り方、魚の外し方を教える。

帰ってからは魚のさばき方、天ぷらの揚げ方、食材調達から調理まで自分でやるのだ。


翌日のGW最終日も満船だったが、天候が急変、竜巻の被害が大きかった日だ。

予報は問題なかったが、海は猛烈に荒れ始め風雨だけでなくヒョウまで大量に降って来た。

中断して潜水艦のように海水をかぶりながら帰港したが、雷はカーテンのように飛来、針路の数百m前の海にも何本か閃光が落ちていたが突っ込むしかない。

この場合の秘技「おまじない」は・・

「むーの船に落ちるなよ バカタレ」・・だ。

ブリッジ内に避難して揺れと稲妻に翻弄されたお客様は怖かっただろう、ごめんね・・・

ビレッジのテントも張り裂けそうな風雨とヒョウの中、美味しそうに食べていたのが救いだ。

地震や台風の進路がいまだ正確に予測出来ないように、天候も同じ、予報は目安に過ぎない。

どれほど科学が進もうが自然界の仕組みを知り尽くすにはまだ程遠いのだ。

最後は自ら判断するしかなく、結果もまた自分に返って来る。

幼少から今に至るまで人よりはるかに自然界で本能を磨き続け、窮地を切り抜けて来た野人もまだまだ未熟。

誤認を悔やむよりどう切り抜けるか、頭の切り替えと選ぶ手法で結果もまた異なる。

これほどの天候の激変は東シナ海以来記憶にないが、あって当たり前のことだ。

謙虚な心を失った時に自然界は牙を剥く。



セファリ合宿

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海洋実習

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山川講習

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畑の助っ人

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猪農園整備

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アキグミ収穫隊

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