巨大なむかごを求めて密林へ突入物語3 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

自宅から車で30分、コンパスで方位を見ながら北西風の当たらにい谷を探した。

条件に合った谷を見つけたが、まともに侵入出来る状況ではない。

猪ハーレムに最適の立地条件だな。

黄色いヤマイモに似た葉は至る所に見られるが、ムカゴがあるかどうかは入って見なければわからない。

間違えれば1時間は徒労に終わる、最悪なくらい入るだけで大変な谷だ。

しばらく思案。条件を再確認した野人はここで


  決定ボタンを押した。


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必ず・・ あるカポネ ・・ひらめき電球
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猪の聖域へ山刀で道を作りながら突入したが、山刀は対猪用の護身武具にもなる。

草だけでなく笹が生い茂り、葛やアケビのツルやノイバラが行く手を阻む。

足元は悪く、水たまりやぬかるみが多いから長靴が必要だ。


この日のムーヘッドは猪モードではなく・・


  「むかごモード」 パンチ!


無益な縄張り争いは避けたい。

臆病な猪は人の気配がすれば逃げる。


しかし・・・

恐れ多くも・・さっきの服将軍・ねえム~理様に突進して来ようものなら・・


秘技円月殺風景で

一刀両断、打ちクビ、ごっくモン ドクロ


シチュ~引き回しの上・・・・ 音譜


火あぶり 焼肉の荊 ・・・・ メラメラ


猪鍋島送りを申しつけてくれる ビックリマーク


     やや・・矛盾したフルコースだな


むかごい仕打ちかも知れんが、これも森羅万象の食物連鎖。

来るんじゃ・・ねえぞ  もう・・い~の・・しし

冷凍庫には猪肉まだたっぷり眠っているからドキドキ


山刀で背丈まで伸びた笹やカヤを払いながら進むとやはり奥に「ぬた場」があった。

山麓や足元にはボコボコ穴があり足場が悪く、ぬた場には転げ回った跡に真新しい足跡もあったが、気配を感じた猪は退散したようだ。

現場の状況からして相当な数だ、一気に来たら多勢に無勢だったな・・む~イジメだ ・・


熊でも虎でも鮫でも同じことだが、敵中に単身乗り込めば少々のリスクはやむを得ない。

シチュー引き回しに未練は残るが ほっとした音譜


ジネンジョの葉は至る所にあり、背丈の枝にもムカゴが鈴なり、か~さんを下にして手で揺すれば簡単に採れる。

案の定、根っこのジネンジョ食われて枯れた葉もあったがムカゴはしっかり枝に残っていた。


読みはすべて的中

採って採ってとりまくってくれる音譜


繁みからそっと単身む~の様子を窺っていた全シシ連が勝利を確信して反撃して来る前に・・・


住居不法侵入はこちらなのだ、子育ても必死だろう。

ここはあまりにも足場も条件も悪く跳躍も蹴りも困難、長靴も重い。

突進も牙もかわせそうもなく野人武術は通用しない。 目潰しと・・シシだまし くらいはやれるかも・・


シチュー引き回しどころか・・

ボコボコにやられメロンパン・・

・・・大仏様の頭のようになってしまう


子ジシ達までがお腹の上で飛び跳ね・・

シ~シ~レモンどもに勝利宣言されたら・・


読者に対してあまりにも格好悪いではないか。

森羅万象護身術のテーマも削除しなければならなくなる。


続く・・次回完結


自作の対猪用武具 仕込み単槍

http://ameblo.jp/muu8/entry-10185230912.html

厳戒態勢 野人の理

http://ameblo.jp/muu8/entry-10840665478.html


立場が・・逆転
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