大学生の頃、茨城の親友がよく歌っていた。
ブログにもよく登場した水戸の越中ふんどし男で、テーマ「サメが食ったセーター」や、「黒いアワビのサンバ」の主役を務めている。
この越中ふんどし男は、卒業後に弁護士を目指したが断念、教員となり校長もすでに退任したが、スポーツ万能、体操、借り出されたボクシングはハードパンチャーで4戦4KО勝ち、高校では十種競技の茨城県記録を保持、走る、跳ぶ、投げる・・つまり陸の王者だった。
小中高と不動の番長で腕っ節は異常に強く、6尺ふんどしのお野人と武器を手に真剣勝負を卒業まで繰り広げた。
○○ の 〇さ~ん オナラが上手~
イモ食ってプ~ マメ食ってピ ラッキョ食ってス~
聞くたびに、つまらん歌うたう田舎もんだと思ったが、越中ふんどしは常に真剣な表情で歌っていた。
しかし今では・・一理あるなと感心している。
昨日の記事で、植物の種である木の実、穀物の消化吸収困難論を展開した。
タネは消化未吸収ゆえに、ヘドロのように腸に溜まり便秘の元。
十分に吸収も分解もされないのだから未完熟堆肥のようなものでクサい。
つまり、当然のように腐敗ガスが発生する。
豆類も穀物と同じ草の種であり、たくさん食べれば同じようになる。
土中にでんぷんなどの養分を蓄えるイモ類もまた植物にとっては重要な部位であり、動物に食べさせるように出来てはいない。
根と共に掘り起こされれば枯れてしまう。
見境なく掘り起こして食い荒らすのは野山では猪くらいだ。
つまり、マメもイモも食べ過ぎれば穀物同様の運命が待っている。
完全に消化吸収出来ないから成るべくして成る。
便秘も臭いオナラもイヤなら程々に食べないとな・・
ラッキョについても・・一理はある。
ラッキョウやニンニクは葉が重なり合った鱗茎。
サトイモやコンニャクは茎が肥大化した球茎
ジャガイモは短縮した茎が肥大化した塊茎
サツマイモは根が肥大化した塊根・・
他にも幾つかあるが、どれも植物にとってはエネルギーを蓄える重要な部分であり、食べられれば子孫を増やせないどころか致命傷になりかねない。
葉っぱの一部を食べられるのとはわけが違う。
葉っぱが動物に消化出来ないように、これらの部位もまた同じで消化吸収が困難なのだ。
人間は成分と効能ばかりこだわり生命を見ず、食の本質も食性も植物の仕組みも見ようとしない。
果肉は動物の為のもの。
運んでもらう種は完全防備で消化不能。
大量の葉も大事な動力源のソーラーパネルだが、少々は仕方ないし、すぐにまた生やせば済む。
致命傷となる茎や根は絶対に食べてほしくない・・
と言うのが植物の心。
土中の根は表土を形成、生命の誕生と消滅を担い、浄化槽の役割をも担っている。
環境が整えば空いた穴の修復も早いが、穴が大きいほど植物は大変。
植物がギブアップすれば砂漠化が待っている。
植物にとって嫌な動物は見境なく掘り起こす猪や豚と人間だろうが、その破壊規模からして最も嫌われているのは人間に間違いない。
たかがオナラから、地球規模の道理の展開になってしまったが、されどオナラ・・
これだけのことを教えてくれる。
越中ふんどし男に礼を言わんとな。
電話してみるか
「昨年はお世話になりませんでした
今年もお世話になりません」
と・・賀状が来たのは15年前
サメに食われた手編みのセーター1
https://ameblo.jp/muu8/entry-10481705142.html
サメに食われた手編みのセーター2
https://ameblo.jp/muu8/entry-10481762898.html
サメに食われた手編みのセーター3
https://ameblo.jp/muu8/entry-10481768900.html
サメに食われた手編みのセーター4
https://ameblo.jp/muu8/entry-10481770262.html
黒いアワビのサンバ
https://ameblo.jp/muu8/entry-10482760303.html
越中ふんどし男 その後
https://ameblo.jp/muu8/entry-10481772055.html