モミジのような葉が特徴 枝にトゲがある
クロモジの下のモミジイチゴ 濡れ手にア葉
幾度か通っていた山道の脇にキイチゴの群落があった。
まったく気が付かなかったが見たことがないような大群生だった。
キイチゴは木イチゴと書き、バラ科のイチゴ類の総称だ。
この群落はモミジイチゴでキイチゴの中で最も人気が高い。
果実は粒が大きく黄色で、似たものに海岸性のカジイチゴがあるが、カジイチゴは葉の形が異なり、トゲがなく扱いやすいキイチゴだ。
コバノモミジイチゴは主に西日本に分布、東日本は同類だが葉が大きなモミジイチゴ。
透き通った黄熟果実は酸味が少なくとっても甘い。
モミジイチゴはニガイチゴと同じような場所に生息することが多く、近くには赤いニガイチゴもたくさんあった。
名の通りやや苦みのある種もあるが、まったく苦みを感じないニガイチゴもあり、苦みだけでは判断出来ない。
ニガイチゴの葉はモミジイチゴと違い丸みを帯びて小さく、葉の裏が白いのが特徴。
今週初めの植物活用講習会では有用植物のクロモジやマタタビやムクロジ、山菜のイワタバコやコゴミを観察したが、山には四季を通して多彩な山菜や木の実が豊富。
キイチゴ類だけでも他に、クサイチゴ、クマイチゴ、フユイチゴ、バライチゴ、ナワシロイチゴなど10種以上生息している。
学習教材としてマリンビレッジ農園にキイチゴサンプル園を作りかけたが、まだ完成していない。
どうせやるならマルベリーやグミ類、アケビ、ムベ、ナッツ類も入れ、さらに山菜園、有用植物園も作るか
気合だけならサルでも出来る、たぶん無理かも・・
13年前にむー農園を造成した時、それらも作ったのだが、いつの間にか草木に埋もれて消滅してしまった。
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