農業の在り方 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

農業界の役割は細分化され、学者や自治団体職員、資材・機器販売などの関連業者だけ業が成り立ち、肝心の農家が成り立たない状況に陥っている。

業としてやっていけなければ後継者も育たず荒廃農地は激増する一方だ。

 

農業は農家の生計が立ってこそ農業であり、立たなければ農業とは言えない。

関連事業がすべて業として成り立ち、中心の農家が成り立たない理由は何か。

ここから思考を進めなければ解決策は見いだせない。

 

これは世界が抱える問題であり、世界中の多くの人がどうすれば良いか何十年も考え続けて現在がある。

結果から見れば改善どころか悪化の一途をたどり、このまま進めば先は見えている。

 

これだけ科学が進んだにも関わらず、機械文明の飛躍的な進化と極端に逆行している理由は一つしか考えられない。

農学と言う学門が基盤から間違っているからだ。

 

生産性・効率性を追求して生産量も増えて労力も軽減されたが、利益は見込めないと言うことなのだから、これ以上追求しても徒労に終わる。

 

基盤が間違っていると言うことに気付かない理由は、気付く為の学問が最初からないからだ。

農業の歴史以来、耕起と肥料は農業の基本。

それを道理で覆す人もいなければ学問も存在しない。

 

本当にそれらが必要なのか、当たり前なのか、考え直すしかないが、そうするには知らなければならないことがある。

それは植物、動物、表土の仕組みであり、植物とは何かがわからなければ植物は扱えず、関係する動物と表土の仕組みがわからなければ理に適った農業はやれない。

わからないものが完全に作れるはずはないからだ。

 

仕組みとは物理であり、農学、生態学、環境学、健康学などの基盤になる生物学には昔から今に至るまで物理が組み込まれていない。

機械よりも高度な仕組みを持つのが生物であり、機械が物理学なら生物は高度物理学、まして意識の仕組みはまったく解明されていない。

 

現生物学では生命の仕組みが解明されないから、それを基盤とする農学、環境学、健康学が迷走する。

世界が抱える難問である環境問題、健康問題、飢餓貧困問題、それらはすべて農業の間違いから発生したことであり、生物学の間違いが原因だ。

 

世界最初の産業である農業は、農家と農産物を必要とするすべての人々の為のもの。

主役は農家であり、農家以外のそれらは「農業」と名がつかないのだから農業に関わる補助事業。

 

人間以外の地球のすべての生き物は、誰の補助をも受けない産物で生を繋いでいる。

あえて言うなら「地球の補助」だけ受けている。

食べ物を探す手間はかかるが作る必要はなく、費用もかからない。 人知で、探す手間だけ解決すれば良いのでは・・

 

産物を作らないことが地球の食べ物の原点であり、その道理が守られる限り環境も健康も悪化することなどない。

悪化するならその原因は、技術では作れない生命を「作った」からだな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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