26w0d 緊急帝王切開 | 未来は無限大!超未熟児&水頭症 末っ子長男 子育て日記☆

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妊娠13週で破水、一度なおるも20週で再破水。何とか粘って26週957gで生まれ、脳室内出血による水頭症で第三脳室底開窓術、V-Pシャント術を経て元気に退院した我が家の末っ子愛息子と三人のお姉ちゃんとの日々をつづります★

(むすこくん妊娠中のときの記事です。この前の記事は、テーマ : 2回目の入院~出産を辿っていただけたらと思います。
また今回の記事は早産での出産の記事になっていますので、読まれる際にはそこのところご了承ください。)



朝の出血のあと、エコーやらモニターやら一通り検査し、母子に緊急性のある出血ではないことが判明。

そのまま、8月26日am9時……

出血しようとなかろうと、

粛々と

そして予定通り、

ついに2回目の破水から
ずっとつなげられていたウテメリンと

お別れした。

4A30ml/hのMAXからのオフであった。



そして
その3時間後には緊急帝王切開が決まり、


更にその1時間後にはオペ室で
まな板の上の鯉状態で横たわっていた。


陣痛と言うほどではないが、張りが来ていたこと、診察所見が前日よりも少しだが進んできていたことが決め手になったらしい。


が、あの出血を見た瞬間、

きっと先生も、助産師さんも、そして何より私が、

出産は、今日、この日になるであろうと悟った。


あの出血が、「前の日」でも、「次の日」でもなく、点滴をはずす正にその日、それだけでなく、点滴をはずす前の、「26w0dの朝」だったと言う不思議を、
今になってもよく考える。


「あの日」を選んだのはむすこなんだと。

あの日がみんなの限界。

長期入院で体力も血管もボロボロだった私も

家で待っていてストレスMAXだった家族も

狭い狭い子宮で頑張ってくれたむすこも


あの日で限界だった。


お腹のなかにいて何もわからなそうなむすこも、あの日を目標に共に頑張っていたということを、あの出血で思い知ったのだ。


2014年8月26日 妊娠26w0d

主治医の先生の手によって取り上げられ、
逆子のむすこは、帝王切開で誕生した。




「おめでとうございます!」



という声と同時に
お腹からNICUの先生方がいるオープンクベースに移ったむすこ。



正直全く見えなかった。




でも途中、耳をこらしていると、
挿管する前だったのか、一度だけ



……ホギャっ




と、短い声が聞こえて


心底心底嬉しかった。


それを聞いてからだろうか……


それまでこの病院に搬送されてから
ずっと流さなかった涙が

怒濤のように溢れて、

私は動かない下半身を先生に委ねたまま、



体を震わせ、


嗚咽を漏らして、


号泣した。




その涙は

出産を終えた安心感?
長い入院生活が終わったことへの安堵?

いや、違う……



もう、戻れない。



つらかった入院生活……
でもそれはお腹のなかにいたむすことの

……蜜月の時間


その蜜月との永遠の別れ。


何もいなくなったお腹、


絶望的な喪失感……。


今日が限界だった、
そう思って臨んだ出産。
今だってそう思ってる。


でも、そう思っても、



臨月まで守りきれなかったという

重い重い事実、


そしてその事実の結果、



この先、あらゆる苦難と

あの小さき命が 自らの力のみで
闘わねばならない

自分にはもう
何もしてやれなくなってしまったという、


重い重い現実。


わかっていたはずなのに、


覚悟をしていたつもりだったのに……。




受け止めきれないこの事実に対する、
恐ろしさと申し訳なさ、


やはりもっとできたのではないかという
後悔……



涙はあとからあとから、


止まらなかった……。


手術室に穏やかに流れる
オルゴール調のディズニー音楽が、

まるでディズニー大好きなお姉ちゃんズが応援してくれているみたいで、



止まらぬ涙を更に止まらぬものにするのであった……。



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