ミュージカルなど全19曲を披露 27回目の「輝らりキッズ」演奏会 400人魅了 | 近江毎夕新聞

ミュージカルなど全19曲を披露 27回目の「輝らりキッズ」演奏会 400人魅了

 長浜市少年少女合唱団「輝らりキッズ」(福永早苗代表、団員二十三人)の定期演奏会が十八日に長浜文芸会館で開かれ、同演奏会恒例のミュージカル上演などで観客四百人余りを魅了した。
 昭和五十九年に湖北初の児童合唱団として設立された伝統の合唱団で、定期演奏会は今年二十七回目。長浜、米原両市在住の幼稚園年長組から中学三年生までの団員二十三人が三部構成の本格ステージで創作ミュージカル「ピーター・パン」の歌曲十一曲を含む全十九曲を熱唱した。
 第一ステージではディズニーの音楽作家、シャーマン兄弟の曲「小さな世界」など五曲、第二ステージでは、同合唱団オリジナル組曲「湖北」から「長浜祭り」、福島県南相馬市立小高中学校平成二十四年度卒業生の曲「群青」、北川貢造・長浜市教育長の作詞作曲作品「湖北夕照(せきしょう)」を披露。
 第三ステージではディズニーアニメとブロードウェイミュージカルの「ピーター・パン」をアレンジした創作ミュージカルを熱演した。スコットランドの作家ジェームス・マシュー・バリーが描いた永遠の少年、ピーター・パンと、その仲間の冒険を、団員の父母手作りの装置、衣装で舞台化したもので、アニメの名曲と、ブロードウェイの英語曲を日本語に訳し、団員が演技や踊りとともに合唱やソロで、ネバーランドの不思議で魅惑的な世界をつむぎ出した。
 主役のピーターは団員唯一人の男子(小学六年生)が担い、物語の隠れた主役、妖精のティンカー・ベルは、年長組から小学二年生の新入団員六人がグループで演じ、可愛い姿が会場をわかせていた。
〔写真〕毎年話題の団員総出演ミュージカル。今年は「ピーター・パン」で会場を夢の世界に包んだ