やや解決に向かっている様子なので書けるようになりました。
ちょっと今月しんどかったです。


新学期が始まり2か月。
保育所の担任より、

「ご飯食べ終わったあとのかたづけ、歯みがき、パジャマに着替える、がぜんぜん進まない。やだと言って拒否する。
今日は寝る時間になっても着替えが終わらず、着替えた子から遊べるのに結局遊べなくって、大泣きした。」

「こちらが手伝うことはできるけどそれが当たり前になっては困るし…無理やりやらせても本人はぜんぜん納得してないからそれもどうかと思う…見守っていても動かない時がある…」

どうしたらいいのかしら?

ということでした。



おう、やばいねそれはアセアセアセアセ


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まず現状を考えてみました。
(最後に参考になる本をのせます。こういうときすごく役に立つなーと。)

◯望ましくない行動
(食事後の片付け、歯みがき、パジャマ着替えをしないで)フラフラ、一人遊びをしている。
望ましい行動
片付け、歯みがき、着替えをする

に行動を変えたい。


①指示を理解しているか?

②できる技術はあるのか?

③行動随伴性


①毎日のことなので、言われれば思い出すのかもしれないが、本人にとっては工程が多すぎて見通しのついてない状態。一人遊びに没頭してしまうと忘れているだろう。

◯弁当箱をナフキンで包む→一人ではできない
◯歯みがき→それとなく真似はできるが磨けてはない
カバンのあるロッカーへ行き、コップ袋を出す→コップ袋からコップと歯ブラシを出す→終わったら同じようにしまう
という作業があり、できなくはないけど他の子よりは時間のかかる作業。
◯着替え→ほぼ一人でできるが、あと少し手助けがいる。その手助けがないと、最後まで完全にできない。なので見守りがいる。

③パジャマに着替え終わった子は、寝る時間まで遊んでてもいい。(強化子)
だけどゴールが遠すぎて…強化子になってない。
②より、まだまだ一人ではできないので、
着替える→できない→嫌な気持ち→着替えしない(着替える行動の弱化)
みたいなのはあるだろうなー。



私なりにできることも考えた上で、療育園の先生に現状を話し、どうしたらいいかきいてみました。


◯aiちゃんには絵カードは有効。スケジュール全体を提示するより、その都度絵カードを見せることで、やることのイメージができたり、気持ちが切り替わったりする。
歯みがきではタイマー使って見て聴いてわかるし、目先を変えて面白くしている。


◯工程が多すぎる。療育園はやることを少なくしているし、それぞれに場所を分けている。

療育園は、
食器をそれぞれ重ねて残飯はバケツへ→洗面台のある部屋へ行き歯みがき(コップ袋は置いてある)→隣の部屋へ移動して昼寝まで遊んでていい

しかなくて、
例えば歯みがきの部屋には歯みがきしてる子しかいないから混乱もない。

保育所は一つの部屋で、ご飯食べ終わり次第みんなあちこちでそれぞれの作業をしてたり、全部終わって遊んでる子もいるから、わかりにくいし気が散りやすい。

保育所では、大幅に工程を減らしたり(パジャマなしにするとか)、場所を変えるとかは難しいので、

1つ終わったら、「できたね!」と褒めて、好きな高い高いをしてあげる。
工程に区切りをつけることで見通しもつく。


◯できないことは、「じゃ先生がこれはやるね!」と、大幅に手伝ってあげてもいい。
(ただし、途中を手伝ってやって最後は本人にやらせる→できた!にする。それに最終的には本人ができるように、手伝う部分は徐々に減らすことを目標にする。母注)

いつも遅れてる、できない、んじゃなく、たとえ途中手伝ってもらったとしても、
「みんなと同じにできた!」という達成感を感じられることも必要。


というアドバイスをもらいました。


保育所にはそれにプラスして、

◯できない所は決まっているので、そこだけは手伝って欲しい。可能なら近くで見守ってやるだけでも本人はやる気になると思う。
現状なにができるかできないかの確認。

◯拒否して怒って、スプーンを投げたりパジャマを投げたりは、「しません」と端的に注意する。


を伝えました。



このやりとりに前後して、保育所と療育園の参観があり、環境設定と声かけ、やってることの違いを目の当たりにしました。

保育所の先生に、療育園の様子を見て欲しいなー!って思いました。百聞は一見にしかずです。
もちろん全てを保育所にして欲しいとは思わないし、そこまでする必要はないと思うけど、どういうことをしてるかは知って欲しいなと。
(ブログでも書きたいけど公開していいかどうかもあるし言葉では説明できん)

療育園見学させてもらって、許可が得られるなら動画撮って見せようか、とまで考えました。


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それから2週間くらいたってるかな。

アドバイスもらったことはやってもらってるようで、その日にもよるけど、以前よりは動けている様子ニコニコ

タイマーは使っているようです。(遊びの終わりを知らせる時)

加配の先生が他のクラスへ行っていることが多かったようで、実はまだaiに慣れてなかったと判明。
手助けがどの部分でいるのかをくわしく話していこうと思いました。

歯みがきは先生と一緒にすると気持ちがのってくるみたい。
実物を見るとやる気にもなるし。

コップを袋に入れるのは先生が手伝うこともある様子。

それから私も、保育所の先生にその日の様子をできるだけきいてみないといけないなーと思いました。



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保育所の先生に実情をきかされる→現状把握(考え事)→療育園の先生に相談→噛み砕いて保育所の先生に伝える、という、私には荷の重い作業でした。
あと我が子のできないのをみるのはほんとメンタルを削られると実感…チーンチーンチーン

こういったことですごく焦るのは、就学が近づいてきてるから…で。
就学説明会に行ったのも一因かと。

今回のほかにも、
◯遊びをやめられない
◯気分が乗らないと勝手に休憩しちゃう
◯トイレに行ったら帰ってこない、教室に行ったら外に出てこない(その逆も

といった、集団生活でもう少しなんとかならないかな?という行動がいくつかあります。
これについても書ければと思います。
書くぞ、おー筋肉筋肉筋肉


⭐️本⭐️

行動分析学全般が書いてあるわかりやすい本。もちろん行動随伴性のことも解説しています。行動をどうやって変えるか?の部分が一番勉強になった。





行動随伴性をわかりやすく詳しく解説してある本。奥田先生ですね。