こちらの続きです。

(あと2話…!)




前回の採卵で


胚盤胞を2つ凍結できていたので、


胚盤胞とは卵子が受精して

着床前まで細胞分裂したもの


次の移植までは束の間のお休み。



 

不妊治療をはじめて2ヶ月間


採卵して移植、採卵して移植という


スピード感でハードだったので、

 

凍結できるとだいぶ心にも余裕ができます。

 

(身体的にもそのはず)

 

 



採卵がないから誘発剤も打たなくて良いので、

 

リラックスして過ごすためにも

 

大好きなお酒も解禁しちゃお♡

 

ということで楽しみましたよ。

 

 



そういえば彼とディズニーって


行ったことないなーと思って

 

ディズニーシーに行ってビールとワインを楽しんだり。

 

(餃子ドック売り場にあるビールが

 

アルミのカップで冷え冷えで、

 

めちゃめちゃ美味しくて感動しました🥺

 

使い捨てのアルミってはじめて)

 

 

 


夫婦で行きつけの飲み屋さんで


お鍋を堪能したり

 

(何度も食べてるのに、

 

こんなに美味しかったっけってくらい

 

美味しくて、おいしーーーーーって何度も悶絶しながら食べてたw)

 



大満足にお酒も堪能して

 

いざ、3回目の移植にトライ!

 

 


 

病院へ行くと凍結してある胚盤胞2つの

 

写真を見せてもらいながら

 

どの胚盤胞を移植するかの話になって。

 

 


というのも、

 

胚盤胞にグレードがあるんです。

 

中にはAAというすごく良いグレードに

 

育ってくれてる胚盤胞があって

 

そちらを移植することに。

 

 

 


そして


3回目で決めたことが一つあって。



 

それは移植するのは1個にすること。

 

今までは少しでも確率上げるために


2個移植してきたのだけど

 

やっぱりどこか双子ちゃんを迎える準備が

 

できていない自分がいて。

 

陰性で残念に思いながらも


ながらもホッとしている自分に気づいたから。

 

 

 

それと、1個にすることで

 

また次回も採卵しなくて済むから

 

気持ちが軽くなったんですよね。

 

 

 

なんだけど、


AAの胚盤胞を移植することになると

 

少しざわざわしてきて・・

 

 



こんないいグレードの胚盤胞

 

もう今後ないかもしれない…



 

移植ももう3回目で、

 

もう折り返しになっちゃう…


(保険適用内の6回でやめるつもりだったので)




もう子供は

諦めないといけないかもしれない…

 

 


ショボーンショボーンショボーン

 

 



そう思ったら

 

悔いのないように最善を尽くさないと!

 

とプレッシャーになってきて

 

今の身体の状態で大丈夫かな?

 

お酒もたくさん飲んで身体冷やしてしまってないかな?

 

(冬なのにキンキンに冷えたビール堪能)

 

 



 

今、ベストの状態じゃない気がして

 

もっとできることがある気がして

 

もっと、身体を最高な状態にしないと

 

後悔してしまう気がして


まずは身体を整える期間をつくって、


移植をもっと先にしたくなったんです、

 

後悔ないように時間をかけたくなった。

 


 

 

 

診察室では移植に取り掛かる流れだったので、

 

すごく言い出しにくかったんだけど

 

先生に、移植は来月にしようか

 

少し伝えてみると・・

 

 


「え!?そうなの!?

 

それならそれでもいいですよ。

 

やめるでいいですか?」

 


 

そう言われるとそれもまた迷いが出てきて

 

ウジウジ虫が出てきてショボーン

 

見かねた先生は

 

「では席外していいから考えてください。」

 

と言ってくれて。

 

 


先生もじっくり話を聞いてくれるタイプではないから

相談というものはできなくてどちらでもOKなので

結果だけ教えてくれればやりますというスタンス。

 


 


 そこで看護師さんに相談みたんです。

 

「ビールとかたくさん飲んじゃって

 

身体を冷やしてしまってるかもだから

 

身体を整えた方がいいですかね・・」

 

 


話しながら涙がボロボロ出てきました。


陰性が続いていて、


プレッシャーになっていて


緊張の後が切れたような感覚で。





そしたら看護師さんは

 

 

んー、そうしたいならそうしてもいいと思うけど、

 

今、風邪もひいてなくて

元気ならそれが最善でベストな状態じゃない?

 

風邪ひいたりコロナになったら移植できないのだから。

 

冷えを気にしてるなら


来月はもっと寒いから冷えるよ?

 

身体を整えるのはいいけど


それがプレッシャーになってしまうかもしれないし。

 


 

と。。。

 




た、たしかに!!!!!キョロキョロ

 



 

なんというか、

 

当たり前になっていたんですよね。

 

今、元気なことが。

 

健康でいる今が当たり前になって

 

もっと、もっと、、と

 

最善を先のものにしていたけど



 

そもそも今より悪くなる可能性だってある。

 

そしたら今が最善なのだ。

 

プレッシャーをかけて

 

ストレスがかかることの方が悪いかもだし

 

来月は風邪引いたりコロナになったり

 

病気になることもゼロではないのに。

 

 

 


それを聞いて、


やる!と決められたのでした。


決めたらまたホッとして


ボロボロと涙が溢れる。笑

 

 


そんなこんなで無事に


3回目の移植することができました。

 

 


これまでの経験をもとに


自分で一個戻すと決められたこと。


今がベスト!と腹落ちしたこと。


そのことでどこか清々しい気持ちで

 

今までより穏やかに過ごせたように思います。




そして1週間後

 

ついに妊娠判定日が来ました。

 

 


 つづく。


(次回が最終回です)