龍が如く3D | 名越稔洋オフィシャルブログ「とりあえず乾杯デショ。」by Ameba

龍が如く3D

3DSのお話をしたら、何人かの方
に「龍が如くを3Dで見たい!」と
コメントをいただきました。

実は…

一度、スタッフがやってみたこと
があります。

実は3D視化すること自体それほど
大がかりな技術ではありません。

例えば眼鏡をかけて見るタイプの
場合は、予め計算された右眼用の
画像と左眼用の画像をそれぞれに
出力すればOK。

でも、ひとつのハードから二枚の
画像を同時出力するわけだから、
画面の見た目のクオリティは半分
になる。

簡単に説明するど、
今まではひとつのテレビの画面に
対して、仮に100というパフォー
マンス、というかパワーが使えた
とする。

でも3D視化するためには左右の目
に、それぞれ50ずつパワーを分け
なきゃならない。

だから見た目はあくまで50という
パワーのクオリティにしかならな
いということ。

単純な話です。

ちなみにもっと細かく言えば場合によっては半分以下になる
ケースもあるはず。

最初から3D視化することを前提と
してゲームを作る場合はこの事実
を覚悟しなくてはならない。

悩ましいでしょ。

ハードをフルパワー使った、2Dの
見た目で楽しむか?
ハーフパワーの見た目を承知で3D
で楽しむか?

結局は、ゲーム性によるところで
しょうね。

ちなみに、
龍が如く3Dは凄かったです。

没入感とでもいうのか、
すれ違う人、看板、全ての要素が
空気としてストレートに高まった
様子はマジでビックリしました。

いつか皆さんにも、お目にかけて
みたいですね。