数年前まで視聴率や本の発行部数

クリニックでは毎月の売上や手術症例数といった数字に追われて

一喜一憂していました

そんな脳の束縛から逃れるためにブログを再開して

書きたいことを書くことにしたのですが・・・

ブログ管理をあけると昨日のアクセス数やジャンル別のランクが表示されます

数字が上がるとうれしいのですが、下がるとがっかりしている

自分に気付きました。それでは元の木阿弥。

ではどんなブログがジャンル別の1位なのかと思って開けてみたら

「人種」や「容貌」でオリンピック選手までも揶揄する卑劣な内容

これはもう、本人が警察に告訴しなくても犯罪ですよね

1.ブログ書く人間はプロフィール(実名)を明らかにして欲しい

2.差別や威圧的な発言は取り締まるべき(表現の自由という人が必ずいますが人を不愉快にする、または差別する自由はありません)

3.アメブロもわいせつや差別は削除して欲しい

 

で、本題に戻ります

私たちの身体はさまざまな「臓器」からできています。心臓、肝臓、腎臓……。臓器は「組織」からできています。そして組織は「細胞」からできています。

 細胞は、私たちの身体を構成する最小単位で、しかも最大限の大きさです。

 何を言っているのかと思うでしょうが、細胞は小さすぎても大きすぎても都合が悪いのです。

 車やコンピュータを作るときに部品の数が多すぎたら調達も大変ですし、組み立ても大変です。同じ機能なら、最も少ない部品の数で出来上がったほうが効率的です。

 われわれの身体が単細胞(1つの細胞)でできていたら複製(コピー)も簡単ですね。1回の細胞分裂で2人の人間ができるのですから。しかしそんな大きな細胞は成り立ちません。栄養が行き渡らないからです。

 細胞の中は「細胞質」というゼリーでできています。細胞質の中には心臓も血管もありませんので、すみずみまで栄養を行き渡らせるには、ゼリーの中をしみ渡っていかなければなりません。栄養が確実にすみずみまでしみ渡る最大の大きさが10ミクロン(0・01㎜)。これより大きいと栄養が行き渡りませんし、これより小さいと身体を作るのにたくさんの細胞を用意しなければなりません。

 ですから細胞の大きさは、どの臓器でも10ミクロンです。肝臓は大きいから小さい膵臓より細胞も大きい、なんてことはないのです。

 それどころか、動物の種によって細胞の大きさが異なることもありません。地球上の生物は全て共通の祖先から進化したのですから、細胞の大きさも共通です。ネズミの細胞は小さく、ゾウの細胞は大きい、なんてことはないのです。

 10ミクロンがいちばん理想的なのですから、すべての臓器もすべての動物も同じ10ミクロンの大きさの細胞によってできています。身体の大きさが異なるのは細胞の数が異なるからです。

 がん細胞も10ミクロンです。これより大きいと栄養が行き渡らずに、がん細胞は死滅してしまうからです。

 

さあ、この10ミクロンを頭に入れておけば生老病死の謎が解明できます

 

今日はここまで