整体的 キレイ塾シリーズ
yahoo画像より
オイルマッサージと違い
「整体」する時には 直接肌に触れることは
あまりないのですが、
それでも直接
手や足に触れる機会も多いし、
タオルの上からでも
肌の弾力や
きめ細やかさ
しっとり感、乾燥感
さまざまな事が分かります。
肌がキレイだから美しい、とか性格がいいとか、
そういう簡単な話ではありませんが、、
皮膚を触らせてもらっていると
「ああ、この人は 肌の幸福度が高いなぁ。。。」
と感じることが多々あります。
（逆もしかり）
日本語には、
「肌が合う」 「肌を合わせる」 「肌で感じる」 「人肌ぬぐ」
「肌を許す」 「姉御肌」などなど
肌にまつわる言葉が多いですね。
「肌で感じる」ので分かるように
皮膚と言うのは人が思っている以上に
様々なことが記憶されている書庫のようなものだと
思います。
親から触られた記憶。
叩かれた記憶。
好きな人に撫でられた記憶。
こうした様々な記憶の宝庫が肌であって、
良質な記憶をたくさん蓄積している状態を
「肌の幸福度が高い」と感じております。
（あくまでも私の主観ですので。
全部正解と言うわけではありません。あしからず）
小さい時からの
親子のスキンシップが大切だということは
今の世の中、常識になっていますが。。
人間関係の問題や
悩みを沢山抱えている人の多くは、
心地よい皮膚接触をされてきた経験、
つまり皮膚の良好な記憶が少ない。
こういった方々は
残念なことに
「肌の幸福感が低い」
子どもは特に（大人でも）
身体接触されることで、皮膚は 気持ちいいとか悪いとか
幸せに関する情報を取得して記憶します。
口から誉められるより、
抱きしめてもらったり、撫でてもらったりすることで
幸福を感じるのです。
そうした経験（記憶）がないと
気持ちいいことや悪いことも
肌に記憶されないまま大人になります。
肌の幸福度が低い女性は、
何が気持ちいいのか悪いのかすら、
よく分からないので、
気持ちのよいセ○クスなどにたどり着くわけがありません。
肌は
自分と 他人を隔てる境界線でもあります。
肌の幸福度が低い人は、
「自分」と認識している範囲がとてつもなく狭かったり、
他人と混じってしまたっり、
うまく距離感を保つことが困難になります。
現代の
子育ても
夫婦間も
肌の幸福度を増やす機会が少なく、
皮膚の接触のかわりに、
言葉で補おう、
頭で考えようなどといった傾向にありますね。
舌も口の中も
内臓の粘膜も
皮膚の延長にすぎないとすれば、
親子が一緒に同じ食卓で
同じご飯を食べるのでも
十分に幸福度を上げられますし、
恋人同士が、デートで食事するもの
あとで幸福度を増すため前戯でなければ
もったいない話です。
美味しい食事は
カラダの芯まで気持ちよくなるからです。
仕事柄。。。。
小さい時にあまり
愛されなかった。
抱っこしてもらえなかった。。。
という大人達が、
様々な悩みに直面して
紆余曲折している様を
よく見る機会がありますが。。。。
幸な人生には
幸せ肌がセットなのは
間違いありません。
親はもちろんですが。。。
おじいちゃん・おばあちゃんに
まるごと愛された子は、
全般的に肌の幸福度が高いです。
いい子だね・いい子だねと
頭を撫でてくれたり、
膝の上に乗せてくれたり、
カラダを通して
自分の全てを受け入れてくれる人が
いるだけで、
肌の幸福度、
しいては 人間に対する受容のキャパシティが
全然違ってくるように思えます。
肌の幸福度を
取り戻すことは簡単です。
まずは、好きな人から触られること
エステでも、信頼できるセラピストさんでも
気持ちの良い触れ方を体験することで
自らの皮膚の感覚を
「初期化」することです。
整体でも指圧でもなんでもいいので、
有名とか腕がいいとか
関係なく、
触られて、気持ちいいと思う人の
ところへ行くのが肝心です。
少なくとも、肌に少しでも触れる
私達施術者は
フリーズした皮膚を
赤ちゃんのような純粋な
本来の肌に
初期化するプログラマーにならなければ
いけません。
快感には段階があるので
諦めないで
少しづつ
肌の幸福度を上げていってくださいね。
ちなみに
肌の記憶と
頭の記憶は違う回路です。
いくら頭で
こうしよう。あーーしようと
考えて
肌の記憶を書き換えることは
できません。
肌は肌で、きちんと
気持ちのよい刺激を
与えてあげてくださいましね。
好きな人と
おもいっきり
触れ合って
幸福度の高い
幸せな人生を送って欲しいと
切に願います。！！
参考文献
「身体は何でも知っている」
三枝 誠
