劇団四季のファミリーミュージカル「エルコスの祈り」を、観劇して来ました。

 

 

 

 

場所は、浜松町の四季劇場「春」「秋」に隣接する自由劇場

 

 

 

 

 

夏休みのファミリーミュージカルですので、子供向きの作品かしらと、当初は

 

観劇を迷いましたが、先に結論を言いますと、めちゃめちゃ良かったです。

 

 

 

 

笑いあり、涙ありで、テーマも分かりやすく、とても心に深く残る作品。

 

号泣していらっしゃる方々が結構沢山いらっしゃいましたよ。

 

それに、子供向きですから、ユーモアが随所にちりばめられていて、

 

面白いのも良いですね。

 

途中15分の休憩を入れて、全2時間、とても楽しまさせて頂きましたよ。

 

 

今回のお席は、段差のない前列(緩やかな傾斜はあります)のサイド側

 

 

 

 

実は、以前、前のお席の男性がとても身長が高くて、前列センター部分のとても

 

良いお席だったにも関わらず、舞台の三分の二以上が全く見えず、全然

 

楽しめなかったトラウマがあったため、心配でした。

 

が、運良く、私の前のお席の方々は、ほぼ女性の方ばかりにて、

 

どなたの頭も全く邪魔にならずに、舞台を綺麗に見渡せて、ラッキーでした。

 

 

 

 

 

ロビー壁面も全て赤で統一されています。

 

本日のキャストやスタッフ、一階席のご案内

 

 


 

 

 

主なスタッフ↓をご覧になると、初演オリジナル構成・演出が浅利慶太と

 

ありますように、なんと、初演は1984年、40年近く前の作品だそうです。

 

 

 

 

当時は、戸塚ヨットスクールの問題が起こったりした直後にて、

 

それ等の社会問題が本作を作るきっかけになったらしいです。

 

でも、全く古さを感じさせないと言いますか、むしろ、今の時代にぴったりの内容。

 

AIや教育問題等、まさしく現代が直面するテーマかと思われます。

 

 

ステージナタリーのネットニュースによりますと、

 

劇団四季70周年の記念公演として「エルコスの祈り」も行われるもの。

 

 

 

 

主なストーリは、劇団四季公式HPより引用しています。

 

 

”学校や親からオチコボレ・問題児と決めつけられた子どもたちが集められたユートピア学園。

ここの教育とは、きびしい管理、命令・規律に従わせ、子どもたちの夢や個性を奪うものでした。暗く閉ざされた毎日を送っていた子どもたちのもとへ、一台のロボットがやってきます。 その名は「エルリック・コスモス」通称“エルコス”。

「どんな時代にも、どんなことに出会っても、決してほほえみを忘れずに、豊かな心を持って生きていける人間になってほしい」科学者ストーン博士が願いを込めて人間の女の子そっくりに作りだした、アンドロイド・エスパー(スーパーロボット)です。

子どもたちひとりひとりの持っている豊かな個性を引き出していくエルコスに、皆は次第に心を開くようになっていきます。

しかし、小さい頃から機械に囲まれて育ったジョンは機械を憎んでいて、エルコスを認めようとしません。そんな彼を、エルコスは理解し、勇気づけようとしますが、ジョンははねつけてしまいます。

一方、エルコスが学園にきてからさんざんな目にあっていた学園の教師たちは、エルコスをやっつけるためにジョンを利用することをたくらみます。

教師たちにおどされたジョンはエルコスを呼び出します。
果たしてエルコスの祈りは、みんなの心に届くのでしょうか……。”

 

 

 

本日のキャストはこちら↓

 

 

 

 

主役のエルコスは、藤原加奈子さん。

 

小柄で可愛らしくて、綺麗なソプラノで、エルコスのイメージにぴったり。

 

エルコスに反抗するジョンは、菊池俊さん。

 

翌日から、体調不良なのかしら、初舞台の松井龍太郎さんに変更になったとの事。

 

菊池さんは目力も強く熱演されていましたので、具合が悪いようにはとても

 

感じられませんでしたが、早く復帰出来ると良いですね。

 

以下の舞台写真は、劇団四季のHPより、お借りしました。

 

撮影は樋口隆宏、劇団四季、事前に行われた通し稽古より

 

 

 

 

子供役の中には、他にも初舞台の方が数人いらっしゃるようです。

 

でも、冒頭の子供達のダンスが見事で、目が釘付け目

 

問題児として学校にも家庭にも居場所がなく、「ユートピア学園」に閉じ込められ、

 

厳しく管理教育され没個性で笑う事すら忘れたしまった子供達の様子を、

 

ダンスだけで見事に表現しています。

 

いつも思うのですが、群舞の見事さに、劇団四季のダンスのレベルの高さを

 

感じます。

 

ユートピア学園に送り込まれた子供達のそれぞれの理由は、例えば、

 

ヘアスタイルをちょっと変えただけで校則違反とか、ネットの掲示板に悪口を

 

書かれて朝になるとお腹が痛くなって学校に行けなくなったとか、

 

自分で歌を作って歌っていたら、父親に耳が腐る、勉強しろと言われ、

 

ついかっとして(父親を殴った?)とか、妙に現代のあるある事情を反映していて、

 

共感を覚えますね。

 

 

悪者教師三人組は、最初はなんてひどい教師たちかしらと思いましたが、

 

コメディーですので、妙に間抜けで憎めず笑わさせてくれます。

 

 

 

 

ラジオ体操をもじった国民体操には、子供達のロボットのような体操も含め、

 

パロディーに思わず吹き出してしまいましたよ(笑)

 

 

やがて、エルコスのおかげで、徐々に子供達は、個性と夢と笑顔を取り戻して

 

いくのですが…

 

 

 

ラストは、涙涙の感動的な終わり方で、カーテンコールは、

 

スタンディングオベーションで、幕を閉じました。

 

楽しい舞台を有難うございました。

 

充実のひと時でした。

 

 

 

おまけは、エルコスの祈りのグッズのご紹介

 

 

 

 

グッズの対象は、小学校高学年から中学年の女の子かしら?

 

 

 

可愛らしいものが多いですね。

 

 

 

 

劇団四季のマスクも、大人用・子供用共 ありましたよ^^

 

 

 

 

 

東京公演は9月2日まで。

 

その後、全国公演がスタートするそうです。

 

 

更に詳細を知りたい方は、劇団四季のHPや、専用ユーチューブチャンネルをリンク

 

しましたので、どうぞね。

 

劇団四季公式サイト → 

 

東京公演プロモーションビデオ(劇団四季チャンネル) → 

 

 

 

 

 

 

 

お読みいただき、有難うございました。