自分を大切にする。です
~アヒンサについて~
アヒンサとは、非暴力。
否定、暴力、殺さない、傷付けない。
私の父は、とても厳しく、エゴの塊のような人でした。
また逆に、人一倍家族思いな、温かい父。
ですが、物凄く不器用で、そんな思いがいつも空回りしてしまうような、そんな人でした。
福岡の歓楽街中洲で、小さなお店を営み、何不自由なく家族を養ってくれ、そんな父の下でとても厳しく育ち、両親共働きで、夕方には仕事へ行き、明け方に帰宅する両親。
私は物心ついた頃から、一軒家で一人暮らしのような生活でした。
そんな自由と束縛の狭間で育ち、色んな思いから、17歳で家を飛び出し、今に至ります。
休みなく家族の為に頑張る父、行き場のない思いを家族にぶつけてしまう事も多く、幼少期から自分がどう振舞えば家族が笑っていられるか、父が穏やかでいられるのか、周りの顔色ばかり伺うようになり、自己主張も許されず、自分の感情に蓋をするようになりました。
ヨガでアヒンサを学び、自分自身のアヒンサ。
1番に感じたのが〝自分の感情を殺す〟ということでした。
大人になった今も、本当に心許せる相手にすら、本当の自分をさらけ出せていないような、孤独に感じる事が今でもあります。
無理に変える必要はないと考えていますが、それが自分自身の心の穴、アヒンサになっているなと思います。
もう一つは〝完璧を求め過ぎるあまり、無理をし過ぎる〟ということです。
好きになったものは何でも追求したい、極めたい。
私にとってそれが、17歳から今までやって来た水商売接客、そんな中出会ったヨガ、トレーニングです。
好きでやっている事だから、一度やると決めた事だからと、つい頑張りすぎてしまい、休む事、一息つくという事がとても苦手です。
きっと自分でも気付かないうちに、それが自分自身を苦しめてる事もあるのかなと、以前、休息もトレーニングと学んだ時に、感じました。
未だに、その〝休む〟ということがとても苦手で、体調の悪い時ですら、思うように身体を動かす事が出来なかったら、それがストレスになってしまったり。
ですがそれは、自分自身を大切に出来ていない事、アヒンサになってしまっていると強く感じました。
他人を傷付けない事は勿論、私が今身近に出来るアヒンサ、それは、何かを殺さないとかではなく、先ず〝自分自身を大切にする〟ということではないかと。
ヨガを深く学んだからと言って、直ぐに変える事は少し難しいですが、徐々にもっと肩の力を抜きながら。
多くの方に、自分が感じたヨガの素晴らしさを伝えていきたいと思います。
もうこれは今年だけに限らず、私自身の永遠のテーマでもあるんですが