興福寺の寺宝と畠中光享展@横浜高島屋 | 奈良大好き主婦日記☕

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鎌倉在住
奈良や仏像が好きで子育て終了と共に学び直し大学院博士課程修了、研究員になりました。
テーマは平安後期仏教美術。

明日香村、山の辺の道等万葉集の故地が好きです。
ライブドアにも書いていました(はなこの仏像大好きブログ)http://naranouchi.blog.jp


奈良から遠く離れた ここは横浜高島屋

今日は、駅の反対側の横浜そごうで買い物をしてしまってから、高島屋での展覧会に気づいたので、横浜そごうの袋を下げながら横浜高島屋8階ギャラリーまで行きました



初公開。特別供覧。奈良に息づく、古寺名刹の秘蔵品も同時公開。
興福寺の寺宝と畠中光享(タイトル長っ)
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展示されている主な絵は

↓こちらの「法相の祖師たち」です
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あちこち巡回したあとなので、たくさんの方の目に触れているんだろうと思いますが、


例えば、
無着さん
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↓無着さんは興福寺北円堂にもいらっしゃいます
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横顔で比較できるかと思ったけど、見えないね〜




慈恩大師さん
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(上の絵、2枚)
http://kohfukuji-hatanaka.exhn.jp/highlight/


慈恩大師は、法相宗を興した方です
法相宗のお寺は、興福寺と薬師寺


薬師寺 慈恩大師像


このような法相宗の祖師たちを描いた絵が、再建中の興福寺中金堂の大柱「法相柱」に貼りあげられるそうです



こちら、中金堂の  20分の1ミニチュア
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法相柱は中金堂に入って、正面左手の柱のようです

↓こんな風になるみたいです
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(上2枚)
http://www.tenshin.museum.ibk.ed.jp/02_tenrankai/01_kikaku_hatanaka.html





この他にも、畠中光亨さんの日本画が展示されていました
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それから、興福寺の寺宝がすこーしありました
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神奈川県からみると、奈良は遠いね

鎌倉ではなく、高島屋のある横浜からだと、なお遠い気がします

↓会場にはお馴染みのチラシがありましたよ
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裏面も阿修羅
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阿修羅の知名度は大事ですね

その阿修羅が廃仏棄釈のころは手が揃っていなかったこと、修復が明治だったので今の姿に復元されたこと、現代の原状回復修理なら手は揃わないままだったことなど、興福寺のお坊さんから説明をしていただき、聴衆は「ヘェ〜」っとなりました



よく見ると?、八部衆、十大弟子の顔もしっかりありました(//∇//)
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興福寺は、燃えたり建てたりの歴史がややこしいので、とくにアウエイな地では地図が必要↓
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興福寺って金堂多すぎ…


(ご参考)創建時伽藍配置図(中金堂、東金堂、西金堂と金堂が3つ)
再建中なのが中金堂、東金堂は室町期が現存、
…じゃあ、次の再建は西金堂いっちゃいますか?


その中金堂の落慶法要は、来年10月7日からだそうで、「その時には皆さんおいでください」とのことでした


それより前に行っちゃっても、許してね…



「えぇ〜っ?来る気?」

↓嫌がる2人
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