お久しぶりでございます
ブログ、御無沙汰してしまいました
皆さまお変わりごさいませんでしたか?
私の近況ですが
(そんなもん書いても仕方ないのですが)
ちらっと書いてみます
現在、実母が脊柱管狭窄症の手術を終え無事に退院してからひと月あまりたったところです
手術というのは背骨に沿ってメスを入れ、潰れた背骨の中に入り込んだ神経を掻き出し、ボルトを入れて背骨を再建するというものでした
2週間ほど入院し帰宅しましたが、術後3ヶ月〜半年くらいコルセットを装着しなければなりません
手術は4時間ほどかかりました
こんな大きな手術を80代半ばで受けたわけですから、モチのロン
術後すぐに「生まれたての牛」みたいにすくっと立ち上がって歩けるハズはありません…
が、しかし、
本人はすぐにでも立ち上がって歩ける、それどころか走れるとでも思っていたのか
「術後しばらくはとても大変だよ」と言う娘の助言も耳に入らなかったらしく
とにかくまだ術後数日しか経っていない入院中から
「うまく歩けない」
「食欲がない」(動いてないんだから当然)
「ピーマン嫌い」(クレヨンしんちゃんか)
などなど、不満爆発💥
「(いい歳して)わがまま全開かよ」モードで大変でした
↓ピーマン嫌いなクレヨンしんちゃん
退院した後は、
父もまた別の意味で大変で、いたずらに元気なゆえに
「家事は俺が全部できる!(…からお前たちの力なんか借りなくて大丈夫…だからつべこべ言うでない!…という気持ちがにじみ出ていた)」
と豪語しながら
豪語しただけで終了(おい!)
結局、実家の近くに住んでいる私が出動することになるんですね
まあ、それが子どものつとめですからそれは良いのですが、
何というか、間近で親が年老いていきながら自尊心と闘う姿…みたいなものを目の当たりにして子ども側としても複雑な心境でした
ニンゲン、みんな可愛く年をとるわけではないのですね
自尊心が高いゆえ、憎たらしくなることもあるんですね
うちの親がこのタイプ(しかも二大ボスキャラだったのよ…💀👽)
私と同世代の友人たちが、親について日ごろ嘆いていたことに、ようやく合点が行くという感じでございました
そんな母も今では外に出て歩くことができるくらいにまで回復して、ヘルパーさんにも来てもらって、
(ピーマンの肉詰め作ったらそれも食べて)
なんとか生活のリズムができてきました
介護認定もおりて体制が整い、ようやく子どもたちもホッとできるようになりました
と、前置きはこのくらいにして、
この前の日曜日の話です
この日は待ちに待った「鎌倉散策」でした
当初の計画では一日前の土曜日(6月15日)の予定でした
なぜなら土曜日なら夜遅くまではしゃいでも、翌日が日曜日だから気が楽という理由
でも、土曜日はあいにくの大雨だったので、
一日ずらして日曜日(6月16日)に決行 となりました(結局、曜日なんて関係ない)
散策メンバーは、このブログでも何回か出演いただいた、
大学時代のお寺巡りのサークルの「女子」部(うるさい人たち)です
当初のプランでは、昼の北鎌倉ランチから始めようと思ったのですが、
今の北鎌倉は一年で一番(というか唯一の)ホットシーズン
そうです
明月院の紫陽花で激混みです
一応、お店に予約しようと思い、何軒かあたりましたが、どれも満席だったり高飛車だったりしたため(高飛車はよくないよなぁ…何様なんだろう)
もう探すのがめんどくさくなり(もっと探せば感じの良いお店もあったとは思うのだけど)
大船駅でいったん集まって、ちゃっちゃとランチをすませてから鎌倉散策することにしました
その大船ランチは駅上のルミネウイングの中にあるお店で
鎌倉野菜のピザ↓をいただきました
今大流行の鎌倉野菜ですが、このピザを実際に食べてみると「草食動物の苦労」がわかるほど「顎を使うお料理」でございました
食後は、あっという間に北鎌倉に移動し、
(明月院は駅から寺までの道がすべて行列になっているために慎重に避けて)、明月院とは反対側の駅の出口から出て
東慶寺に行きました
前の晩驚くほどの雷雨だったのがうそのようですバリキャリ友人も大絶賛(ヨカッタネ)
で、いつものこちらの仏さまもこの日は暑そうでございました
せっかくなので、東慶寺の境内奥の墓地にまで行ってみることにしました
その途中に、こちら日陰で涼しそうな石仏さん
岩壁にこんどは、イワタバコ
↑じっと見てるとゾワ〜っして気持ち悪い!
東慶寺の奥の緑の木立の中の墓地には、実業家などの有名人の墓がたくさんあるのですが、
いつも私はどれが誰の墓だかわからなくなってしまいます
でも一つだけ、奥まった場所にある高見順の墓は、以前から訪問ノートが置かれたり、椅子が置かれたりしてわかりやすいので、今回そこだけ案内することにしました(ノートはありませんでした)
しかーし、案内しようとしても、頭がスカスカで
「高見順」
という名前がどうしても思い出せなくて、苦しみぬいた末に
「早見優」
というワードしか頭にヒットせず(いやちがうのはわかってるけど)
みんなが唖然としているのでもうひと頑張りして
「里見弴(さとみとん)」
までなんとか思い出しました!?(イミフ)
で、ちょっと違うけどまあいいかと内心思い
「いざ、里見弴の墓まで行こう!」
と言ってその墓についてみたらなんと
「高見順の墓だった」…というオチです(どうでもいい)
早見優→里見弴→高見順
と、真ん中の字が「見」というだけが共通点なのに、わからんもんだわ(なにが)
このあと、私がよく歩く「亀ケ谷切り通し」を抜けるルートで鎌倉旧市内へ入ることにしました
その亀ケ谷切り通しへの曲がり角にあるのが
長寿寺
普段非公開の寺ですがちょうど公開期間でした
このお寺、ちょっと京都鷹ヶ峰にある源光庵に似てるなと思います
寺の観音堂の折り上げ格天井は、奈良円成寺の多宝塔を移設したもので、
武士の街鎌倉にしては、それはそれはたおやかな天女が舞っています
ご参考
その天井を確認し、寺を出て
亀ケ谷切り通しに入ります
私は今年まだ明月院には行っていませんが
明月院ときたら、拝観料は高いし、奥の庭園に入るにはさらに500円も追加で払わされるし(悪口のつもりはないけど)、
紫陽花の花を明月院ブルーとか言っちゃってるけど
「それ結局青い紫陽花しかないんじゃん」と思ったりします(いや、嫌いなわけじゃないんだけど)
そんな明月院に何時間も並んで押し合いへし合い入場するよりは
近くの、ただの抜け道の亀ケ谷切り通しで、相変わらず下手くそな鳴き方のウグイスの声(一番下に動画貼り付けました)を聞きながら、色とりどりの紫陽花とマイナスイオン降り注ぐ切通しの緑のトンネルを楽しんだほうが、ずっと気持ちが良いと思ったりします
ウグイスの下手な歌をみんなで確認しながら(何年たっても下手は下手なのね…)、お喋りして歩いていたら
あっという間に
海蔵寺に到着
啼き薬師も健在
奥の庭園には睡蓮が咲き
日陰には百合も咲いてました
萩がもう咲いていたんですが、季節間違えていませんかね?
海蔵寺の手入れの行き届いた庭では
ホタルブクロがみんなで下を向いていました(そういう花ですから!)
鐘楼の足元に名前思い出せないけど、可愛い花(これなんて言う花だっけ)
像の胸部分が扉になっていて中にお顔だけ入ってるんだよ
…という話をしていたら、親切なおじさんが寄ってきて説明してくださいました
何度見ても、ギョッとする胸部…
ご参考
そしてここにも
イワタバコがありました
海蔵寺では十六の井なども見て(写真撮り忘れました)
そのまま鶴岡八幡宮まで歩きました
八幡宮での今回のお目当ては
新しくオープンした
鶴岡ミュージアムです
といっても、基本的に内部構造は以前のままで、むしろ展示スペースはとても狭くなってしまい、
今回見た限りでは、大した展示物も見当たらず(これ、鎌倉にありがちなんだな~というより、奈良や京都と比べたらいけないってことだけかもしれなけど、とにかくまだ物足りない気がしました)
でも、隣の源平池の蓮の葉はふっさふさ生えていたし、これからもずっと鎌倉の真ん中で踏ん張ってぜひとも素敵な展示を私たちに提供し続けてくださることを期待して待ちたいと思います
ところで、この日夕方からは、お料理好きのメンバーのおうちにお邪魔して、
おいしいお料理を頂きながら、
おいしいお酒をのみました(私はそんなに飲めないのですが、ウワバミがいるんですよね〜)
酔い加減は人それぞれながら、
あれこれと楽しい話はつきず、あっという間に夜も更け…翌日会社の人は大変だっただろうなあ
Y子ちゃん、勝手にお料理の一部をのせてしまいましたすみません
手料理、おいしかったよ
(人の手料理はホントいいもんだな〜)
私がブログを書いていることを白状するのはちょっと気が引けるので
Y子ちゃんのお料理をブログにのせたことはナイショにしといていいですか?
最後に
亀ケ谷のウグイスの下手な鳴き声はこちらの記事でどうぞ↓(動画があるよ)