鎌倉の石仏と志村けんさんさようなら | 奈良大好き主婦日記☕

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鎌倉在住
奈良や仏像が好きで子育て終了と共に学び直し大学院博士課程修了、研究員になりました。
テーマは平安後期仏教美術。

明日香村、山の辺の道等万葉集の故地が好きです。
ライブドアにも書いていました(はなこの仏像大好きブログ)http://naranouchi.blog.jp

 
 
 
冬来りなば春遠からじ…と思っていた頃はまだその春がこんなふうになるとは思ってもいませんでしたね
 
新型コロナウイルスは、素人の私から見ても、
もはや蔓延に近い状況に見えます
 
志村けんさんがお亡くなりになったニュースを見て、遠い存在であるはずの芸能人が返って私たちにこの病気の身近さを感じさせてくれたように思います
 
私が志村さんの番組で好きだったのは、石野陽子ちゃんとの「就寝コント」
石野陽子ちゃん、天才です
 
「北天祐?早見優、しょうゆ、ラー油、アイラブユー、仲直り!」
とか
「ごごご、5時?」
とか、わかる人にしかわからないと思うけど、いつもお決まりの掛け合いが息ピッタリで面白かったです

 

 

 
 
ところで、ブログに何度か書いていますが、
昨年の秋ごろから女性だけの30分体操教室カーブス(←別に太字にする意味はないのだけど、景気づけニコニコ)に一日おきに通っていました
 
しかし、コロナ騒動で通うのが怖くなってしまい(誤解のないように念のため、カーブスはコロナに対して万全の対策とってます)、
代替策として、基本的に2人で歩いています
これが、時にウォーキング、時に探検、時に徘徊という感じで、結構面白いのですよ
 
この、テキトーなウオーキングの記事が続いているのですが(本当は京都奈良の記事を書きたいのだけどね)、
今回は、石仏編です
 
以下、特徴ある石仏の顔など、ご紹介します
 
 
まずは現代の仏師さんの作品
ずっと前にも一度私のブログに登場していますが、
気をつけてみると、道端のあちこち、人の家の植木鉢の中なんかにもいらっしゃる石仏です
これを彫った仏師さんと、10年くらい前にお話ししたことがありましたが、今はもはや名前も住所も分からなくなってしまいました…お元気ですか?
 
 
 
拡大すると、ちょっと奈良県明日香村の猿石っぽいのがいたり…
頭抱えてますが、どうしたのでしょう?
 
 
 
後頭部がMISIAさんがいたり

 
 
その他の石仏も表情が豊かで面白いです

 
 
 
ちょっと離れたところに一体ソロ活動している石仏はモアイっぽい
 
この仏師さんは、「鎌倉石」をあちこちから探してきては、金属の刀で彫っているとおっしゃっていました
 
 
 
 
さて、こちらは、円覚寺境内のお地蔵さん
 
 
同じく円覚寺境内の、木の仏
 
礎石のようなものに乗っていますが、まるで霊木化現仏のようです
千手観音かな?所持金36円(こら)
 
 
 
 
 
同じ境内でも、趣の違う観音様がいらっしゃいます
特徴的な表情ですが、端正な顔立ちです
 
 
 
 
境内の一部に百観音霊場があります
 
 
そこにこんなふうに観音様が並んでます…先ほどの観音像もこの中の一体
 
 
みんな似た顔立ちなので、一人の仏師が作ったのかな?
 
 
 
 
板彫状の観音様も何体かありました
 
 
 
 
 
 
 
さてさて、場所変わってこちらは、青面金剛
この青面金剛は、見ざる聞かざる言わざるの三猿と同じ場所にあります
詳しくは、wikiを御覧ください
 
 
 
三猿を踏みしめています
 
 
 
庚申塔と同じ場所にあります
 
 
詳しくまとめる時間がありませんが、講と青面金剛、三猿は関連があるらしく、調べてみるととてもおもしろそうですよ
 
 
新型コロナウイルス対策に伴い、地元の小中学校や高校も春休みの前倒しや新学期の後ろ倒しなどの対策をとっています
私が教えている塾では、「人口密度」を下げるために、朝から授業をすることで対策をしています
そのため、朝一度仕事に行き、夜再度仕事に行くなんてことがあり、在宅正社員の人よりも逆にバタバタした生活をしています
でも、運動不足になるーーー
 
そのため、人のいない場所を選んでの、ウオーキング、探検、徘徊は欠かせません
 
 
今年は誰にも見てもらえない桜…(とか言いたいけど、ひっそりとした場所にあるので、毎年そんなに多くの人に見てもらっているわけでもない桜)
 
 
で、近所なのに、こんな道に出てしまってびっくり\(◎o◎)/!
切通しになったこの道、まるでいざ鎌倉といって若い武士が駆け上るような道だとおもって下っていたら、
スケボー持った少年がふたり駆け上ってきたのにすれ違って、
タイムトラベルしている気分がしました
 
 
 
満開の桜から透けて見える青空が物憂いです
 
打倒!コロナウイルスです!
 
 
こんな時期なので、遠出もできず、
『往生要集』をじっくり読んでいます
ほんとは、とっくの昔にちゃんと通読しておくべきだったのですが、拾い読み状態でしたので(うわあ、こんなこと書いたら怒られそうだ)、
きちんと読もうとしています
時期的には縁起でもない読み物かもしれないけど、
この書物により、いかにたくさんの人々が死の恐怖から安心を得たかと思うと貴重な書物です
 
『往生要集』は引用が多いので、少なくとも浄土三部経(無量寿経、阿弥陀経、観無量寿経)は傍らに置いて引用の確認をしながら読むのがおすすめです
 
『往生要集』の編者源信って、理路整然とした人だなあと感心する春です