次の目的地は、海龍王寺と法華寺です
この日はどちらも仏像の公開期間中でした
まず、
海龍王寺
山門の風情が、いかにも大和の古寺っぽい
桜も雪柳も満開です
本堂
こんな小さなお堂にいらっしゃるのが
十一面観音像 鎌倉時代 慶派
https://kairyuouji.jp/about/statue-of-buddha/
私が訪れた時は春の公開期間中で(現在は残念ながら終了しています)、春の柔らかな日差しの照り返すお堂の中で、鎌倉時代の十一面観音像は落ち着いた美しい光を放っていたのでした
庭の奥には、枝垂れ桜
お地蔵さんをまつる祠にも、満開の桜と雪柳
思い出すフレーズは
「うつくしきみ寺なり」
ちちははのなすことをして遊ぶなり。
さて、海龍王寺の隣には長くて暗めの参道があり、入り口には春日社と書いてあります
こんなふうに参道が長くて、先が見えない神社って時々ありますよね
だいたい、こういうひとけのない長い参道は不気味なので行かないのですが、
今回は
行ってみよう!
と思い、ずんずん進んで行きました
すると、本殿の前に
((((;゚Д゚)))))))
人がいました!
さて次は
法華寺
ちょうど、ひな会式の期間中でしたので拝観することにしました
受付で、整理券をいただきお堂に入りました
ひな会式では、十一面観音像の前に55体の善財童子が並べられ、左右の論議台に尼僧が座り問答をしていました
https://narashikanko.or.jp/event/hinaeshiki_hokkeji/
https://youtube.com/watch?v=Sch9PSoVCLI&feature=share
本尊の十一面観音像も開扉されていました(こちらも今は終了)
十一面観音像 8世紀
http://naranouchi.blog.jp/archives/69580282.html
↑私の過去ブログです
よかったらお立ち寄りください
午後2時過ぎあたりから、風が強くなりました
吹き流しが乱れ飛んでいます
風は強くなる一方
踊り狂う吹き流しを見てください
ぐーるぐる
びろ〜ん
お堂もしんと静かなように見えますが
実は風でバサバサバサバサ
暴風の中、頑張って公開中の庭園にも行ってみました
こざっぱり感…
前日に平安神宮の庭を見ていたので、
むしろ殺風景に見えてしまった(ごめんなさい🙏)
有名な空風呂
こちらは無人の休憩所
お寺なのに庭園がなんとなく洋風
可憐な花たち
もう夕方近くなりましたが、もう一ヶ所行きたいところがありました
それは
コナベ古墳
2つ並んだウワナベ・コナベ古墳
滅多に行く機会はないんだけど、この古墳の美しさが好きです
誰も見ていないのに、桜が満開
風で水面が荒れている
次、コナベ古墳のとなりの水上池に行ってみます
夕陽が水面に反射してきれい
ここにも誰も見ていないのに満開な桜
ところで、この水上池の真ん中に池を横切るように道のようなものがあります
私の遠い遠い記憶では、この道をコナベ古墳のほうに渡ったことがある(ような気がする)
そして、振り返った水上池にうつる西陽の美しさが、その後何十年も私の記憶に刻まれていた(気がする)のです
今回、また「それ」をやるチャンスが来たと思いました
で、池の南側から西側に回り込んで、池の西側からあの道に行こうとしたのですが…果たしてあの道はまだ渡れるでしょうか?
↓池の南側
誰もいなくて、少し怖いなと感じ始めたころに池の西側に出ました
西側は、サイクリングロードとして整備されていて、なんだなホッとしました
で、モンダイの池の真ん中の道は、西側に入り口がありましたが、有刺鉄線で入れないようになっていました
それに、今はその道自体が途中で途切れ途切れになってしまい、物理的にもあちら側に渡ることは不可能のようでした
うゎー、残念
このあと、バスに乗ろうと思ったのですが、
目の前で一本逃してしまい、
そこから30分は来ないようなので
大和西大寺駅までトボトボ歩きました
疲れてるので、感動が極薄
この日は
午前中から壺阪寺へ行き、
その後久米寺に立ち寄り、
午後は平城宮跡周辺の海龍王寺、法華寺、コナベ古墳、水上池…とたくさん歩いたのでした
最後は歩き疲れてバスに乗りたかったのに
そんな時にはバスが来ないーうらめしや~
(思いつきと、行き当たりばったりの自分が悪い)
おまけ1
コナベ古墳のカモ
キミはいいなぁー(何が)
おまけ2
なんと、本日は当麻寺練り供養に行きました!
感動したので、その話はまたそのうち