奈良ミシュラン2つ星店 アコルドゥ | 奈良大好き主婦日記☕

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鎌倉在住
奈良や仏像が好きで子育て終了と共に学び直し大学院博士課程修了、研究員になりました。
テーマは平安後期仏教美術。

明日香村、山の辺の道等万葉集の故地が好きです。
ライブドアにも書いていました(はなこの仏像大好きブログ)http://naranouchi.blog.jp


今年も大学時代のサークル仲間と正倉院展に行ってきました

今回の表のテーマはもちろん正倉院展ですが、
裏テーマは、ミシュラン2つ星のお店
「アコルドゥ」でのディナーです
スペインのバスク地方のお料理をいただける、
地産地消のお店です

当記事では、正倉院展の真面目な内容に先立って(花よりダンゴ)、アコルドゥのお料理のご紹介をしてみたいと思います


↓場所

登大路町交差点を渡ってすぐ、東大寺戒壇堂へ続く道沿いにあります

このあたり、少し前まで県知事さんや県警署長さんのような偉い方々の官舎があったと記憶していますが、今は高級なホテルやレストラン、料亭などが並ぶエリアになったようです




↓HPなどもご覧ください

予約時間は午後6時、すでに日はどっぷりと暮れていました


↓落ち着いた外観のアコルドゥ(ドキドキしてきたぞ)



この日の昼は聖林寺や安倍文殊院などを歩いていたため、ドレスコードに自信がない(が、気にせずに入る)

門をくぐると右手にスイーツのテイクアウトのお店があり、その奥にレストランがありました



↓お店に入ると迎えるミシュラン2つ星の盾

(今年も認定されたそうですキラキラ)

もともと、このお店は富雄にあったそうですが、コンペに勝って数年前に現在の場所に移転したそうです



はじめに、小部屋でウェルカムドリンクをいただきます



その後、奥の部屋へ通されます


奥の部屋と廊下を隔てた反対側には、ガラス張りの大きな厨房がありました

(「料理の鉄人」の実況中継のシーンを思い出した…)



通された部屋は、真ん中に大きな台があり、ワイン等が置かれていました

この夜の客は、私たち5人の他に、2人連れが3組、それからワイン好きな年配のご婦人がお一人という感じ



ワインやお料理のサーブと説明をする男性と女性が1人ずついらっしゃいましたが、

男性の丁寧な身のこなしが、アマプラで見た「バチェラー・ジャパン」の進行役の男性を連想させました(わかるかなー?)




お料理のメニューは、トランプを入れるような箱の中に入れられています



メニューが進行するたびに、箱の中のカードを一枚一枚めくっていくという演出です


このメニューカードの取り扱いについて、バチェラーさんから説明がありました

・カードの先を勝手に見てはいけない

・カードを(トランプのように)切ってはいけない



↓最初にスパークリングワインをいただきました


↓ワイングラスの底に何か仕掛けがあるようで、

終始キラキラと綺麗な細かい泡が出ていました


かんぱーい❗️



ここから、

怒涛の前菜が続きます

ナンバリングして、載せてみますね


前菜1 「無月」


↓黒い紙製の蓋で塞がれた器が出てきました

その蓋を横にズラします


↓蓋の隙間から湯気がたちのぼり(湯気は撮れなかった!)、満月のようなスープが現れました↓



前菜2 

奈良の黒米と焼いたウナギ

ハーブグラニテと柑橘のエア

ちょっと難しいタイトルですが、バチェラーさんから細かい説明もありました(忘れました絶望)

ウナギが美味しかったですよ(貧弱な感想でごめんなさい)



前菜3

カカオの大地と小芋

このあたりから、昼間の活動の疲れが出てきたのか、あるいは老眼のせいなのか、

「小芋」を「小羊」と読んでしまう人が出てきた

↑下に敷かれた土のようなものが、「カカオの大地」

その上に乗せられているのが、コイモ

カカオが香ばしい



前菜4

宇陀の栗

ホタテとオリーブの山並み

↓栗のスライスがホタテの山に乗っています

美味しゅうございました




前菜5

獣と木の実

秋のオノマトペ

これは、盛り上がりましたねー

ケモノとは何?まさかのまさか、シカじゃないよね?場所柄、シカはダメだよね?

じゃあ、イノシシ?たぬき?猿?犬?…と、だんだん桃太郎のお供のメンバーを点呼しているような感じに話が流れていたところ、

出てきたのは…


↓ブタでした〜🐽

大和ブタです


で、オノマトペの意味はなんだったのかな?

ブヒブヒ?

(忘れてしまいました)



前菜6

柑橘のパスタとエスケシャーダ


エスケシャーダとは、検索によれば、干しタラの塩抜きしたもののマリネをベースにしたサラダだそうです

麺は、三輪そうめんの麺

(あとの内容は忘れてしまった…)



前菜7

青い旨味と魚

秋茄子とサザエ

なんか、難しいタイトルの連打に、だんだん頭がコンランしてきてしまいました


焼いた白身魚の下に茄子とサザエが敷かれていました

私は白身魚の塩焼きが好きなので、美味しかったです




さて、ここまで前菜を7ついただきました

お腹がふくれてしまいましたが、次はようやくメインです(頑張れ〜ナイフとフォーク)



メイン

大和肉鶏のコンフィダード

ハーブとトンカ豆のコンソメ

コンソメは目の前でかけていただきます

鶏の皮のパリっとした食感と、肉のほろほろ崩れる柔らかさが対照的で美味しかったです




ここからは、デザートになりました

↓奈良のケソ

ケソの意味わかりませんが、

↓富雄のチーズと、くるみとブルーベリーの組み合わせは、意外にもとても美味しいものでした



↓ミカンと大宇陀のサフラン

甘い雪


これは、タイトルとお料理が最もしっくりときたお料理でした



↓アコルドゥ ティラミス

分析再構築

分解再構築?

スペイン料理って頭を使うんだなぁ…

頭が分解しそうでした


↓で、その内容は、

分解されたティラミスを口の中で再構築して食べる感じ…

一番上のメレンゲが、口の中ですぐに溶けて、

最高に美味しい



↓ほうじ茶


↓ほろほろと崩れるお菓子




これで、この日のメニューはおしまい



圧倒的な前菜の量に、途中、メインまで進めないのでは?と不安になりました

が、しかし!
結局ペロリと食べてしまいました爆笑

シェフの腕の良さとともに、
タイトルの難しさが印象的でした

お腹の前に頭がいっぱい
満腹と満脳なお料理でございました


決してお安くはありませんが(私はキヨミズから飛び降りましたよ、ええ)
皆さんも、機会があったら、いらっしゃってみてね♪