ある高齢者の利用者さんで、すごいこだわりが強い方がいます。
体調がすぐれず、ご自分で買い物に行けないので、買い物代行が私の仕事ですが、
「お刺身は、この店。野菜は、あっち。サンドイッチは、近くのローソンはダメ。遠くセブンイレブンまで買いに行って」
と言った具合なので、大変なんです。
そこまで品物にこだわられると、
「そんなにセブンイレブンのサンドイッチは美味しいのか?」
と、思わずローソンのと食べ比べたりして…(^_^;)
ティッシュやトイレットペーパーも、
「必ずスコッティ。それ以外はダメ」
と言うのです。
ウチはずっと、商品のこだわりとは、無縁な生活をして来ました。
買い物の基準は、最安値であること。
それが正しい主婦の感覚だと信じてた、私。
特にトイレットペーパーは、再生紙を使った、一番長持ちする、芯なしのものを長年使ってました。
(どうせ流してしまうし、節約するなら、まずはトイレットペーパー、という考え)
しかし、担当の利用者さんがこだわる、スコッティのダブル、一度使ってみようかな~?
そんな好奇心が私の心をよぎり、
清水の舞台から飛び降りるつもりで…
…と言ったら大袈裟ですが(笑)
スコッティのダブルを使ってみましたよ
すごいっ
トイレットペーパーって、こんなに柔らかいものだったの~?
使い心地、最高
しかし、減り方がハンパなく早い
話は変わりますが、
夫は難病指定を受けている、潰瘍性大腸炎という病気を患っています。
別居前から、激しい下痢をして、苦しんでいたんです。
「下痢なのに、お酒を控えないのは、どういうこと?
アル中だ自分の体調をコントロール出来ないで、酒ばっかり飲んで、アル中だ」
と、夫を責めていた私…。
下痢の影響で、
「お尻の穴が切れて、出血した」
と訴えていたのに、
私は、再生紙のゴワゴワトイレットペーパーを買い続けていたんだなぁ…
だって、スコッティが、こんなに柔らかいなんて、知らなかったんだもん…
…という訳で、ウチのトイレットペーパー、こっそりスコッティに変えました
割高と言っても、たいしたことないですよね…トイレットペーパーくらい。
夫の、お尻の穴の出血を、優先出来なかった自分を反省。
愛がなかったなぁ~‥
柔らかいトイレットペーパーを教えてくれた利用者さんにも、感謝ですね