先日 お茶会に参加する機会がありました


はじめての事で


知識ひとつない私は


前を見て 右を見て 見様見真似で


なんとかひとつひとつの作法をこなすのですが


全ての中にあったのは 静寂


言葉を使うことなく 五感を研ぎ澄ます時間


目でみる


湯気が立ち上がるさま


器 な形や色や重さまでも


手の動かし方


着物やお花の色


空間


 

耳で音を聞く


お茶を立てる音


お菓子をいただく音


畳のすれる音


鳥のさえずり


味わう


泡の気泡


上品な和菓子のとけゆく瞬間


香を感じる


お抹茶の香


全てが静寂の中から


これだけの情報が沢山につまっていて


私たちは意識する事でひとつひとつを


おおいに感じて味わう事ができるのです



ですが


感情や思考に囚われてしまうと


このひとつひとつを感じる事なく


きっとただ過ぎ去っていく


季節の花も香りも空の色も


目の前にある出来事も






大切な時間を逃してしまわないように


心を静寂にし


自然と共に自然から与えられた全ての恵みを


与えられた肉体がある


自分を通して感じていきたい