糖 | ~原点回帰~

~原点回帰~

いらない思考や思い込み、余計な執着を手放して 『原点回帰』 しませんか?

体にとって、糖はもちろん必要な時もありますが、実際には『ほとんど必要がない』ばかりか『害になる事の方がよほど多い』と言う事を覚えておいて欲しいです。

人類の歴史は200万年やら500万年やらと言われています。現代人の歴史としても20万年前後と言われていますが、農耕が始まったのも、初めてインドで糖が作られたのも、僅か5000年程前の事です。

それまでの人類は『たんぱく質』と『脂質』が主な栄養源であって『炭水化物』はほとんど摂っていませんでした。
植物や木の実も、一年間にほんの僅かしか摂れていません。

その為、『血糖値を上げるホルモン』は必要でしたが、『血糖値を下げるホルモン』というのは、万が一に備えての『インスリン』1つのみで充分だったのです。

『血糖値を下げる事』なんて、人体にはそもそも『想定外』だった訳ですから!

ところが、ここ数十年前から急激に『過剰なほどの糖質』が摂取される様になり、体にとっては『想定外』の事が続く様になっています。

必死にインスリンを作って血糖値を下げようとしても追い付かないので、糖が入ると消化器系の動きを停止させて、糖の吸収を極力抑えようとします。
これが『糖反射』と言われる現象です。

本来の血液は塩水なのでサラサラと流れますが、そこに糖が混ざれば混ざるほど血液の粘度が増して比重も重くなり、流れが悪くなります。

水に砂糖を溶かしていけば、シロップになるのと同じです。

水鉄砲に、塩水を入れた場合とシロップを入れた場合とでは、どちらが遠くまで水が飛ぶか・・・って事です。

粘度が増して比重が重くなれば、その分押し出す力も強くしなければならないので、当然として血圧も上がります。

また、髪の毛の20分の1の太さと言われる毛細血管に、そんな粘度の高い血液が入り込んでも流れる事なく詰まってしまいます。
毛細血管が詰まれば物質交換も滞り、酸素や必要な物質が届かないだけでなく、疲労物質や活性酸素の除去も出来なくなるので、通風やらリウマチやらガンやら・・・様々な病気の原因となります。

人体で一番細い毛細血管は、目の回りや脳だと言われています。

糖尿病になれば、先ず最初に目や中枢神経に症状が表れるのも『当たり前』として納得できますよね!

実際うちの患者さん達も、糖質(もちろん炭水化物も)の摂取をやめるだけで、どんな症状に於いても物凄く改善スピードが上がりますよ!