プロゲステロンは女性にとって

大切なホルモンの一つです。

エストロゲンやテストステロンといった

他のホルモンとのバランスをとって、

月経周期を調節し、

妊活を改善し、

生理前のイライラ感などのPMS

(月経前症候群)の症状を和らげ、

心を穏やかにしたり、

より良い睡眠を促し、

新陳代謝を良くして、脂肪燃焼に

一役買う素晴らしいホルモンです。

プロゲストロンのバランスが

崩れると、

不眠症や腹部の膨満感や

浮腫み、

PMS、生理周期の乱れ、

月経中に起こる痙攣や痛み、

子宮筋腫、

 PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)、

不妊症、

不安症などの徴候が見られます。

 

ナチュロパスとして、

私たちはしばしば唾液ホルモンや

血液のホルモン値のテストや

問診によって

クライアントさんの

現在のホルモンバランスを見極め

より良い状態にするために、

ハーブ療法や、栄養療法、

食事療法などを組み合わせ

お一人お一人にあったアプローチを

行なっていきます。

 

女性にとって

もう一つの大切なホルモンに、

エストロゲンがありますが、

昨今、農薬やプラスチック製品、

食肉などに使用される

化学ホルモンには、

このエストロゲンに似た成分があり、

これらを体に取り入れることによって、

エストロゲンのバランスが崩れ、

エストロゲン過多になる傾向があり、

その結果、

エストロゲンに相対する

プロゲステロンのレベルが低くなってしまう

という状況を招く恐れがあります。

(エストロゲン過多について

別のブログでご案内しています。)

 

この非常に大切な

ホルモンのバランスを保つには

どうすれば良いのでしょうか?

 

そこで自然療法ではいくつかの観点から

対処していくことになります。

 

①副腎機能のサポート

 

女性ホルモンは卵巣だけではなく

副腎からも分泌されています。

 

副腎は腎臓の上方にある臓器で

様々なストレスに対応するために

コルチゾールやアドレナリンなどの

ホルモンが分泌されます。

 

これらのホルモンは

コレステロールから合成されるのですが、

エストロゲンや

プロゲストテロンなどの性ホルモンも

同じ経路で合成されているため、

ストレスの度合いが高い人は、

ストレスホルモンの生成量が多くなることで

性ホルモンが減少しやすくなってしまうのです。

 

コレステロールからホルモン類の合成経路を

見ていただくとお分かりのように

ストレスホルモンである

コルチゾールは、

プロゲステロンから合成されていますね。

より体がストレスに対して

良く適応できるように、

生活習慣の改善(睡眠、食事、適度な運動)、

ハーブ療法や栄養補助剤を通じて

副腎の機能をサポートしていくこと、

慢性的なストレスを軽減するために

ヨガや、瞑想、運動、趣味などを

取り入れて

慢性的なストレスを軽減する対策を取ること

などをしていき、

プロゲステロンをはじめとする

性ホルモンのバランスを整えていくという

アプローチを行なっていきます。

 

② 肝臓のデトックス機能をサポート

性ホルモンは肝臓で代謝されます。

環境ホルモンの影響や

添加物や糖質を多く含む食品や、

アルコール、カフェイン飲料の摂取など

肝臓に普段から負担をかけている人は、

デトックス機能の低下を招いてしまうことになり、

その結果ホルモンの代謝が効率よく行われない

という状況になる可能性があります。

エストロゲンとプロゲステロンのバランスを

保つためには、

肝臓機能をサポートする必要があります。

そのために、肝細胞の活性化や保護の

役割を持つハーブの生薬を利用したり、

定期的なデトックスプログラムを行うことを

ご案内します。

正しい肝臓のデトックスは

必要な栄養素を取り入れなければ

なりません。

(デトックスについては

こちらのブログも合わせてお読み

いただけると嬉しいです)。

ナチュロパス監修のデトックスプログラムでは、

お一人お一人の症状や

健康状態に合わせて

体に負担のかからないデトックスプログラムを

提供しています。

肝臓だけではなく、

腸、腎臓の働きもサポートする

プログラムです。

 

③ ハーブと栄養

プロゲステロンの値を保ち

ホルモンバランスを整える

栄養素やハーブがいくつかあり

それらをお一人お一人の健康状態に合わせて

処方させていただきます。

 

黄色い花I3C(インドール3カルビノール)

ブロッコリー、キャベツ、ケール、カリフラワー、

芽キャベツなどのアブラナ科の野菜に含まれる成分。

余剰なエストロゲンの排出を促し

初期段階の発癌を抑制する効果もあります。

また、有害となるエストロゲン代謝物

減らし

プロゲステロンとエストロゲンの比率を高めるのに

役立ちます。

 

黄色い花ビタミンB6

クルミ、豆、バナナ、ホ​​ウレンソウ、ジャガイモ、赤身肉

に含まれ、

肝臓においてエストロゲンの代謝に

必要となるビタミンです。

 

黄色い花亜鉛

貝類、牛肉、カボチャ種子、ヒヨコマメ、小麦胚芽に含まれ、

プロゲステロン産生を促すミネラルです。

ニキビができやすい人は、亜鉛が不足しがちな傾向があるようです。

 

黄色い花マグネシウム

豆、カボチャ、全粒粉、ナッツ、ホウレンソウに含まれ、

副腎皮質の機能をサポートし、

体内のあらゆる酵素反応や

エネルギー生成、

ホルモン産生に役立ちます。

 

黄色い花チェストツリー

脳の下垂体に作用を及ぼし、

プロゲステロン産生を直接刺激するのに有用なハーブ

 

黄色い花リコリス(甘草)、イワベンケイ、五味子、アシュワガンダ、地黄

これらのハーブは、性ホルモンの生成と放出を助ける副腎機能を強化するのに役立ちます。

 

黄色い花イブニングプリムローズオイル/ボラージュオイル

必須脂肪酸のうちのGLA値が高く、これらのオイルは、体がより多くの

プロゲステロンを作るための化合物を提供するのに役立ちます。

 

④ 睡眠と食事

十分な睡眠が取れているかどうかで

ホルモンバランスへの影響が違ってきます。

理想的には、午後9時から午後11時までに寝ること、

午前6時から8時の間に起床、

トータルで夜間に7-9時間寝ること

これにより視床下部-下垂体-副腎系の相互作用を保ち

交感神経と副交感神経のバランスを整えることで、

プロゲステロン産生が効率よく行われることになります。

 

また、血糖値を安定に保つために

定期的にタンパク質を含む食事を食べる、

適度な良質の脂質を摂取する、

異常な摂食を避けることは大切です。

糖分や炭水化物の過剰摂取は、

血糖値を急激にあげることになります。

急激に上がった血糖は、インシュリンが多く

分泌され、急に血糖値が下がることになります。

このような急激な上昇と下降は、副腎に大きなストレスを与えます。

 

不十分な睡眠と血糖不均衡のストレスを軽減することで、

副腎の負担が軽減され、

適切なホルモンバランスに必要な

適切なレベルのホルモンを放出することができます。

 

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