牛乳は、カルシウムやタンパク質が豊富で

体に良い とされていますが、

体質的に”合わない”人がいます。

この”合わない”は、アレルギーを起こすレベルと

”不耐症”と呼ばれるものに分かれます。

 

アレルギーを起こす場合、

牛乳に含まれる”カゼイン”というタンパク質の成分が

アレルギー反応を起こす原因となります。

 

これとは別に、アレルギーではないが、

牛乳を飲むとお腹がゴロゴロしたり

下痢の原因になったりすることがあります。

こちらは、牛乳の乳糖が分解されないために

起こります。

 

乳糖を分解するには、

ラクターゼという酵素が必要になります。

乳幼児の頃は、このラクターゼが比較的多いのですが、

大人になるにつれて、減ってくる場合があります。

 

また、遺伝的に、ラクターゼが少ないまたは、

作られない体質の方がいます。

遺伝子検査で、このような体質を持っていることが

わかった場合で、牛乳を飲んだ後に、

腸の調子が悪くなるという症状が出る方は、

乳糖不耐症の可能性が高いです。

 

実際に、乳糖不耐症かどうかを調べる検査もあります。

乳糖を含む飲み物を服用し、乳糖を摂取する前と、

摂取後、1時間ごとにはく息から、

水素ガスの値を調べるというものです。

 

乳糖は、ブドウ糖とがラクトースという単糖に

分解されて、腸壁から吸収されます。

この分解に必要なラクターゼが不足していると、

分解されなかった乳糖が、小腸で水分を引き寄せ

下痢の原因となります。また、

乳糖が大腸へそのまま移動すると、腸内細菌によって

発酵し、ガスが発生、それがお腹がぽこっと膨らむ

感覚を起こす原因となったり、お腹が痛くなるという

症状が起こることになります。

 

牛乳から作られた乳製品には、

乳糖を含むものと、

ほとんど含まれていないものもあり、

乳糖不耐症の方は、全ての乳製品を排除しなければ行けないか 

というと

そうではありません。

 

ここにどの乳製品に、どれくらいの乳糖が含まれているか

目安となる表を添付します。オーストラリアの基準なので

国により多少の違いはあるかもしれませんが、

参考になると思います。

 

乳製品

乳糖の量 (g)

パルメザンチーズ 40 g

0.0

チェダーチーズ 40 g

0.04

スイスチーズ 40g

0.04

カマンベールチーズ 40 g

0.04

クリームチーズ 22g

0.55

生クリーム 20g (大さじ1)

0.6

アイスクリーム 50g

1.65

リコッタチーズ 120g

2.4

ヨーグルト 200g

10.0

牛乳 250ml

15.75

*資料:Dairy Australiaより
 
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