こんばんはー、猫木です。
( ´ ▽ ` )ノ

本日は父の日ですね~。猫木は父に甚平をプレゼントしました。


そいや、ちょっと前に飴なぅでなんとなしにつぶやいた一言から書いてなぅてろした父の日っぽい話があったよーな気がする…………ってのを、思い出し思い出しぽちぽちしてみたものが、こちらとなります。笑
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それはありふれた日、でも、少し特別な日の夜。




キョーコの目の前には、赤らんだ顔でグチグチぶちぶちとくだをまいてしまっている男。
それはいつもの全力でひとを巻き込み翫び、揶揄いに揶揄うような飄々とした面影など微塵もないぐだんとした有り様でウィスキーグラスを握り締めている。
「……本当に…君は……いや、蓮もだが………君は、ほんとーーーに!!強敵だった。………愛の伝道師たる俺でもお手上げかと思うほどに全力で明後日の方向に勘違いとすれ違いと思い込みで突っ走る……正に、ラスボスだった………その君が…やっと」
エンドレスに続くノンストップなグチにキョーコはうにゅぅと眉を落とし、「すいませんでした……」と謝りながらも空になったグラスに氷と上質なウィスキーを注ぐ。
「ほんっと……君たちふたりは手がかかった………………でも、本当に良かった。」
にやりと笑いウィスキーを飲み干すとテーブルに突っ伏す男。
珍しくも本格的過ぎるいつものコスプレ仮装もなく、ラフなシャツ姿のラブモンスター。その手の掛かる娘は困ったように、ふにゃっと柔らかく笑う。
「ありがとうございます。……だるま屋の大将も、先生ももちろんですけど……社長の事も……………お父さんみたいだなって……思ってますよ?」
小さく零された呟き。
もう眠ったと思われていたローリィの頭がピクッと微かに動いた……その瞬間
「ボス!!いい加減に私のキョーコを返してくれなてもいいじゃないか!?キョーコ!!ほら、お酒ならそんな親父とじゃなくパパと呑もう?おつまみの柿ピーもあるぞ!?」
バタンと勢い良くドアを開け飛び込んで来た往年の魅力満載なハリウッドの銀幕スター。
それを追ってドタバタとやって来た男がもうひとり。
「父さんっ!!キョーコは俺のです!!それに明日は大事な式なんですから、アルコールなんて飲ませずに、俺ともう寝るべきでしょう!?」
金髪碧眼の目を見張るほどの美貌なハリウッドの新星スター。
「お前ら……煩い。おい、こいつら摘み出せ!」
ローリィは不機嫌にそうに、これまた主人に揃えるように普段よりラフな服装で佇んでいた褐色の肌をした執事の男に言いつける。




喧々囂々と大騒ぎなその3人とひとり冷静沈着に体格の良いハリウッドスターふたりを退室させようとしている執事。
あわあわと慌て、苦笑を浮かべながらも窘め取り成そうとするキョーコ。




明日、真白なドレスを着て6月の花嫁となる予定なその娘と父とウィスキーの夜は………そんな感じの賑やかさで更けていくのであった。





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| 壁 |д・)んー?
確か、父上と呑みに行ってる時にぼそっと呟いたんですよ。
「父とウィスキー。」
そしたら、某◯ック様だったかな?に
「お話のタイトルみたい」
って。そっから、クーパパと呑む久遠くんとかって感じ?かなぁとか考えたりして遊んでたんですけど「父と娘」がいいとの注文に……半酔っぱらいながら即興で作ったのが………確か、こんな感じ?だったかと。


ローリィがメイン父ポジションなのは、ただの猫木の贔屓です!
( ´ ▽ ` )ノ



↓拍手のキリ番っぽいのを叩いちゃった方は、なにやらリクエストしていただくと猫木が大喜利的にぽちぽちと何か書くやもしれませぬ。


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