毎日、暑いですねー。
脳がとろけてるから続きものの続きが書けないでいる猫木です。
(*ΦωΦ)

さてはて、そんな本日のコレは所謂打ち切りモノ?「俺たちの闘いはこれからだ!!」的な?
ぎゅっと詰めてサッと解決してなんとなーく終わるものとなっております。
なので、御都合主義的に着々と簡単にさらっと物事が片付きますぞよ?
なんでも有りかな大丈夫かお方はお付き合いよらしくでありんす。


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抱いた恨みつらみな怨讐の持って行き場がわからなくなるくらいに酷くあっさりと…………最上キョーコの復讐は叶った。



道場破りの勢いで持ってキョーコが突撃した芸能事務所。まぁ、当然の如くに暴走したままで愛の欠落者なキョーコはオーディションを落ちたのだけど………愛の伝道師を自称する厄介なコスプレ社長に目を付けられてしまった。
あれよあれよと気が付けばラブミー部なる謎セクションに放り込まれ、なんのかんのと雑務をこなす内に何故か………
ラブミー1号2号であるキョーコと琴南奏江、それと社長が何処からともなく連れてきた(ラブモンスターに掛かれば事務所の垣根などなきに等しい)天宮千織な3号の3人で、社長プロデュースなアイドルユニット『LOVE   ME』が結成されたのだった。
もちろん、2号3号はもとより芝居に興味を持ち始めていたキョーコもアイドルとして活動する事に反発を抱いて反抗を見せたのだけど、その頃には皆それぞれにドラマで役をもらえる事が決定されていたのもあり、アイドルのイメージなぞ掻き消す程の女優として演技を見せる自信がないのか?と言う社長の易い挑発に乗る形でのデビュー。
しかし、仕事としてやるからには妥協を許さぬ3人。
目を引くラブミーピンクな衣装の割に、礼儀正しく仕事にも真面目、更には思わぬスキルの宝庫な特技の数々と頭の回転の速さとトークスキル、その頃に放映されたドラマで難しい役どころを見事に演じて魅せた意外性も追い風となって。
気が付けば、同事務所のブリッジロックの冠番組から人気に火が付き、ボイトレを積んだ声量と表現力豊かな歌声に本格的なダンス、なによりツンデレクールな奏江とヤンデレ毒舌な千織に天然爆弾娘のキョーコのキャラクター性で異色系アイドルとして一世を風靡する勢いとなり『LOVE   ME』のデビューシングルは
「お前みたいな地味でつまらねぇやつには出来やしないだろうなぁ。」そう嘲笑っていた幼馴染のセールスを至極あっさりと乗り越え塗り替えて、オリコンのトップに輝いたのだった。



と、成ればもちろん音楽番組などへの収録で否が応でも顔を合わす事となった男。
今まで鼻にも掛けやしなかったキョーコに、しかも絶対の自信を持った音楽のジャンルでの負けを認めるなど奢った傲慢さから認める事など出来ない不破尚がキョーコの元へと怒鳴り込んで来たのは予想に容易いことだった。
ぽっと出がどうせ事務所の力で売れたんだろうからいい気になるなだの、そのドギツい色の衣装が目に付いただけだの、地味で色気も胸もない女が思い上がるなだの………まぁ、散々にがなり立てる尚と対照的にキョーコの心中は冷えていた。
なんで私、こんな男に必死になってたのかしら?である。
キャンキャンと鳴く小型犬でもあしらうかの如く、ひらひらと手を振り
「煩いわね。事務所の力なんて、面白味のないもんをあの社長が使わせてくれる訳ないでしょう?それに、ビジュアルの印象で売れたとかあんたに言えるの?自分のデビュー時の衣装、思い出したら?それに、地味でつまんない女どころかパクりそのものなビーグールにまで負けてオリコン3位らしいけど恥ずかしくないの?」
サラリと言って退けた。
「とりあえず、いつまでもあんたなんかに関わっていたくなんてないし、これで復讐も終わりよ。」
と、までに。更には
「あの娘から全部、話聞いてますよ……不破…松太郎さん?」
と笑って脅してみせる奏江と
「私のフェアリーが地味でつまんないですって………ナルシストビジュアル歌手風情が。だいたい、胸がない胸がないって、マザコン男なの?」
と、掃除の仕方に料理の味がお袋と違うとか言い出しそうなんて専用な毒ノートにカリカリとペンを走らせる千織が出て行け消え失せろと無言のプレッシャーを放つ。
だいたい、キョーコさんの胸はファンの間じゃ『貧乳はステータス☆』って…」
「いやぁー!!天宮さん!それ、やめてっ!!」
恥ずかしがって千織の口を塞ごうと戯れるキョーコ。
自分の存在をなかったモノのように目も向けない、そんなキョーコに苛立ちを隠せない尚。
「っ!キョーコ、お前は俺のっ…」
「あんたの何?今更、私に何を望むの?地味な私はあんたの恋人でも、都合のいい家政婦でも、ましてやあんたをずっと一番に見てる母親なんかじゃないわよ?私ね、もうあんたなんか追っかけてた空っぽな私じゃない。私が目指す所は別なの。だから……バイバイ、ショーちゃん」
悔しげに歪んだ置いて行かれた迷子の様な情けない表情。
清々した……なんて思えもしなかったけど、そんな風にあっさりとキョーコの復讐は終わり、過去に決別し区切りを付けた彼女にこれからの未来に悩みや迷いなどひとつもない………その筈であったのだが





「キョーコちゃん、おつかれさま」
キラキラにぱっと蕩けた笑顔に、一見優雅高速ステップでみるみるうちに詰められる距離。
温厚紳士な『敦賀蓮』の上っ面が辛うじて張り付いてはいるが、見るものが見ればキョーコに触りたくてうずうずしている手とかはち切れんばかりに振られる尻尾な幻覚が見えそうな程に、会えて嬉しい全開で隠し切れていないキョーコの事務所の看板俳優。
まさか、今ではその仕事と演技に対するストイックなまでの真剣さに尊敬を抱いてはいるが、出会った当初あんなに嫌味笑顔にマジお怒りまで全開にさせていた彼がまさか………


「復讐は終わったんだよね?じゃぁ、もうあんなやつとの過去の恋愛は忘れて、俺との未来を考えくれないかな?ん?大丈夫。キョーコちゃんは恋愛しか考えられない馬鹿になんてならないし、ならせないから。今すぐにでも俺の事を恋愛の意味で大好きになってくれたって困らないよ?むしろ、大歓迎。」


などと、今までのスキャンダル知らずなキャラクターをどこに捨てて来た?な勢いで、プレイボーイな甘ったるい口説き文句と撫でるくらいならいいよね?なスキンシップ、更には隠し持った天性の狡猾な腹黒さでじわりじわりと外堀を埋めながら押せ押せイケイケ絡み取れなアピールを繰り広げるようになるだなんて。




そんな、元尊敬する大先輩で現好き好き大好きな大型犬となってしまったひとを………嫌じゃないかもしれない………なんてのが、最近のキョーコの悩みで、それをどう伝えても大事大騒ぎになりそうで迷っていて………
私も好きですなんて伝えようものなら、その後どうなってしまうのか、大型犬の影にチラッと見える狼の気配に………少し怯えているキョーコなのだった。





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なんぞ、これ?
あんまおもしろくないのかもしれない。←よくわかんなくなった。
けど、何故かこれの蓮さん社さんサイド的なものとか考えて遊んでいたりしたり?まぁ、妄想だけでひとりで遊んでおきましょうかね。
(´Д` )



書いてみてわかったんですが、やっぱり蓮さんキョコさんはあのじれじれジリジリ焦れったいのが醍醐味ですね。
(^▽^;)



↓拍手のキリ番っぽいのを叩いちゃった方は、なにやらリクエストしていただくと猫木が大喜利的にぽちぽちと何か書くやもしれませぬ。

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