しばらくの間、仕事の関係で関東方面へ行っておりました。
はじめに横浜で暮らして、海が見える場所へ出かけたくなり、横須賀も良いよとある人に教えてもらい美術館もあることを知りました。
行き道に見えた海。
そして教えてもらった横須賀美術館。
電車を降りてバスにゆられて、着いた時にはすでに夕暮れ。
さっそく美術館に入ったけど、館内は静かであまり人も居なくて。
浅井勘右衛門という洋画家の作品が展示してあり、その同じ壁に勘右衛門のアトリエの写真が展示されていた。大きな大きな写真で。
作品よりも勘右衛門のアトリエ兼住居の佇まいに見入ってしまった。
暮らしってその人の生き方を現す気がする。
美術館の建物は海を拝して、建物そのものが作品になっている場所もあって、見たかったけど時間が足りなくて見れなかったな。
美術館を出た頃には真っ暗な海。
波の音を聞いてると、なんだかホッとするのだ。人間は遠い昔に海から来たからなのだ。
そうなのだ。
バスを待つ間、しばらく真っ暗な海を眺める。
バス停は暗くて誰もいなくて。
まさにこの「夜の公衆電話」みたいな。
谷内六郎の作品。谷内さんは長年にわたり週刊新潮の表紙の絵を描いてらした画家。
谷内六郎の作品も多く展示してありました。
道の向こうからバスの明かりが見えて、やっと現実に戻って下界へと帰りました。笑
なんだかおもしろい体験でした。
また、行きたい場所。今度は明るいうちに。