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8月4日
彼が夏休み。
横須賀で軍港めぐりを終え、喫茶店で休んでいた。
ばあちゃんはショートステイへ行って4日目だった。

知らない携帯番号から着信。
ショート先の施設職員だった。

「おばあさまが突然嘔吐されまして。
熱が38.2℃、サチュレーション80でしたので救急搬送しました。
今診察中です。」



ため息がでた。

心配とか、そんなんじゃなくて。
まいったな。勘弁してよ。
そんな種類のため息だった。

どうしよっかな。
SPO2=80はちょっとビビるけど、酸素マスクすれば上がるだろう。
入院になったら明日行けばいいや。

自分の冷酷さがいやになるけど、それが正直な気持ちだった。


また電話が鳴った。

「おばあさま入院になりました。誤嚥性肺炎みたいです。」


さすがにドキッとした。
ついにきたか、って思った。
ずいぶん前から咳やむせ込みの頻度が高くなっていたから。
ちょっと気にはなっていたこと。

彼と一緒に急ぎ足で向かった。
心がそわそわした。
急に不安になった。

病室に入ると・・・



「あら、nyankohimeちゃん~
おばあちゃん3時のおやつを食べようとしたら急に気持ち悪くなっちゃって~。ゲーゲーしちゃって~


え、なんかちがう・・・・・・。
ばあちゃん、酸素マスクしてるのにすっごい喋るし、すっごい大きな声・・・。

翌日担当医に話を聞くと、

レントゲン上はよくわからなくて。・・というか、腰の変形のせいで臓器がつぶれててうまく写らない。高熱と酸素低下、血液の炎症反応から肺炎?年寄りだから誤嚥性?かなぁ?

みたいな。
そんな重く考えてないです、とのこと。



今日で入院から6日経ったけど、
2日目から食事も摂れて3日目には酸素も外れて。
昨日はお菓子(せんべい)が食べたいと言って看護師を困らせ
元気だ。
でもひとつ原因究明中の症状もあるので退院はまだ先になりそう。




この機会にゆっくりしようと思う。
もしかすると、
神様がくれた「夏休み」なのかもしれない?




nyankohime
いつもありがとうございます