"おかえり ただいま"

歩道の上では乾いた風が急ぎ足で吹いてる 遣り切れない気持ちまで遠くへ運んでくれよ

いつもより長く思える帰り道 あなたを浮かべたら  体はすこし軽くなる

思い通りにならないものが多すぎて

あいかわらず苦い顔してる自分が嫌になるけど


おかえり ただいま 笑顔で言えたら   あっという間に泣けてくるんだよ

忘れちゃいけない なくせやしないぬくもりがひとつ 今日も

あのドアの向こうで   待ってる



改札はいつも通り人で溢れかえっているから あなたを見つけるまでのほんのひと呼吸の間

情けない気持ちを見透かされてしまうのが怖いから 精一杯胸を張ってみる


かなわないなぁ あなたにはいつまでも 穏やかな言葉 何回だって そっと 囁いてくれる


おかえりが響く 暖かい場所は  不思議な位に 泣けてくるんだよ

あたりまえじゃない 二人のあたりまえの日々をずっと 僕が

守って行くと誓うよ


ただいま あなたと おかえり 繰り返しながら


おかえり ただいま   笑顔で 言えたら  不思議な位に 泣けてくるんだよ

忘れちゃいけない なくせやしないぬくもりを一つずっと

守って行くと誓うよ