学校や世の中が、ある限定された能力や行動のみを評価し、それを全員に求めるとしたら、
たくさんの窮屈に感じる人たちが現れて、成り立つものも成り立たなくなってしまうだろう。
どうして、学校のペーパーテストの点数だけで、人をランク付けしたがるのだろう。
人の個性や能力は、多種多様。
そんな多種多様な個性が、うまく関わり合っていったなら、人数分以上の力を発揮する。
野球だって、ホームランバッターだけ何人も揃えたからといって、決して強くなるとはいえない。
もっと広げてみたら、プロ野球が成り立つには、球場の整備員や、審判や、用具係、バッティングピッチャー、取材記者、応援団、お客さん、売店の店員さん、警備員、ボールボーイ、スコアラー、清掃員などなど、、、取り巻く様々な人たちがいて、成り立っている。
確かに、その中でも、目立つ立場、役割の人もいるし、全く目立つことない立場の人もいる。
でも、それぞれが、何かに役立って、全体が成立している。
これ、この話を書いて思い出すのは、
去年、夏に、取手の「黄色い家」に飾った ジグゾーパズル「モンサンミッシェルの夕暮れ」。
どのピースも、形、柄、色と、他と同じピースは一つとなくって、すなわち、それぞれが他に代えられない個性的なピースなんです。
で、たくさんあるから、一つぐらいなくなっても、、、とはならないのです。
これの一つでもなくなったら、この綺麗なアート作品は完成しないのです。
おかしな作品になってしまうのです。
今の学校や社会は、、、みんな 同じ赤い色の真四角形になれ、とでも言ってるかのようなのです。
それでは美しい作品は仕上がりません。
与えられた個性、形や色、柄、、、それを汚れを取って、ピカピカに磨いていったらいいのです。
どのピースも、尊い貴重なピースなのです。
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