『過ち』




人はみな、弱い存在だから、 

一人ではとても生きていけない 

そうして、群れをなす 

しかしその群れが間違った方向に向かうこともあろう 

誰かが暴走してしまうことを止められないことも出てこよう 

一部の同志や縁者の不徳や暴走によって、 

自らも汚名を着せられる時もまたでてくる。 



だからといって、不徳の行いをなした人も、 

そうしたくてしたのではない。 

暴走した人も、過ちをしたくて、したのではない。 

皆、本当は、よい結果になると思って、行動したのだ。 

よくわからなかったために、悪い結果につながってしまうことがある。 



すべてにおいて完璧な人がどれだけいるだろうか? 

一つの過ちも許さないのなら、もう私だって生きる道はない。 

もう、誰しも、生きる道はない。
 



だから、許そう。すべてを許そう。罪そのものは憎みつつも・・・ 

そう、とてつもない力が与えられている人間だけれども、 

案外、弱く脆い一人の人間であることをわかってあげて。 



そして、自分を守るために、本心に偽りながら、周りにただ迎合してしまうことなく、 

自分よりも、より多くの人々のために、将来の世代のために、その時、例え押し潰されそうなほどの少数派であったとしても、


正しきを支持していこう。 

正しきを貫いていこう。
 


そんな、小さくて大きい勇気を持とう。 

そんな、小さくて大きい誇りを持とう。 




時代は、そんな小さな勇気から変わっていく。