こんにちは
後藤 聖名（ごとう みな）です。
以前、少し年配のお客様から こんな話を聞きました。
「今度 親戚の結婚披露宴があって、フランス料理を食べなきゃいけないのよ。」
楽しみにしておられるのかと思いきや、
「ナイフやフォークがずらりと並んでいると思うと、緊張して、味なんか全然わからないと思うわ」
「考えただけで、もう今から苦痛なのよ」
その日は 少しでも練習になるかと ご来店下さったのでした。
しかし、せっかくのホテルのフレンチが 「テーブルマナーの問題」、
もしくは「おはし問題」で苦痛になってしまうなんて、なんと！勿体ないことでしょう。
若い世代の方からも こんな事を聞いたことがあります。
学生時代に「テーブルマナー講習」というものがあって、フランス料理を食べる機会があったんだそうです。
テーブルマナーのテキストを隅から隅まで読んで、しっかり予習したはずが、いざ本番になったら頭が真っ白。
そんな事がトラウマになって フランス料理と聞いただけで緊張してしまう。。とおっしゃっていました。
私達、フランス料理屋にとって、これは本当に罪な授業ですね～
ほとんどの人が お食事の楽しさではなくて、トラウマだけを残してしまったのではないかと察します。
私自身も思い起こせば、高校生の頃、そんな授業がありましたっけ。
スープの時、スプーンはむこう側にすくわないといけない。からはじまり、
骨つきのお魚の骨は、どうすればいいんだっけ？
フォークはどれを使ったら良いの？とか
テキストに書いてあった形式ばかりに気を取られて、
肝心のお料理を楽しむ余裕はなかったと思います。勿体ない事をしました…
普通の人は 正式な場でのお食事の場面なんて あまりないと思うのですが、
常識で考えて、よほどお行儀が悪い事でなければ、たとえ、多少何か間違っていても 全然気にすることはないと思うのですよ。
それに、ホテルの宴会であれば、遠慮なく お箸をもらえますか？とお願いすれば良いと思います。
そんなことよりも、何より一番大切な事は、お食事を楽しむことです。
当店は「レストラン」よりもカジュアルなスタイルの「ビストロ」ですし、カトラリーは最後まで
同じものを使って頂くスタイルです。お箸もご用意しております。
それでも、中にはご注文の際に、お魚を食べたいけれど、骨つきが出て来たら
困るからやめとこう。とか、海老はどうやって食べればいいかわからないし…
などと悩んでおられる方もいらっしゃるかも知れません。
だから 食べ方がわかっている「パスタ」や「オムライス」が気楽で人気なのかも。
当店、残念ながらパスタはやっておりませんが…
ヒマワに来られたら お家でお食事を召し上がる様に
リラックスして お料理を楽しんで頂けたら嬉しいです！
私達、日本人は 金属のカトラリーよりも
慣れた自然素材のお箸や手で直接食べ物を口に入れる方が美味しく感じるのではないか
とも思っています。
それから… 思い出しました！ こんな事を言っておられる方があったんです。
フレンチのソースは 飾りだから ソースを食べるのは「はしたない」と…
ビックリ！してしまいましたが、
ソースに どれだけ手間がかかっているか…
しかもメインのお魚やお肉よりも 高価な場合もあるのですから
是非、パンなどで取って、 ソースも残さずに楽しんで頂けたら
こんな 嬉しい事はありません！
しかし、ご飯を フォークの背中に ナイフでペタペタと
コテのように固めて食べる。と言うのは何時、だれが考えたんでしょうね 笑
本当かどうかわからない「伝説のテーブルマナー」というものが
沢山あるような気がしました。
ヒマワリで ホッ♪として、そして元気になって頂けますように！
皆様にお会いするのを楽しみにお待ちしております！
自然派フランス料理 ビストロ ヒマワリ
TEL 078-856-8839
営業時間
昼１１：３０～１４：３０（ラストオーダー）
夜１７：３０～２１：００（ラストオーダー）
10名様～貸切のご予約を承ります。
ご予算、お料理内容等 まずご相談くださいませ。
お誕生日や記念日にデコレーションケーキを
小さなお店ですのでご来店の際はなるべく
ご予約をお願い致します。
●JR神戸線住吉駅から 徒歩３分
JR住吉駅からお店までの道順
http://ameblo.jp/nfbhimawari/theme-10053313698.html
