旧年中のことになってしまいますが書かせてくださいね

大晦日の朝一番

『まずそうなお雑煮を作ること』

というお仕事をしました


自主制作映画のワンシーンをお手伝いをしたのです

『ごく小さなシーンですし、設定が設定ですから、気楽に作っていただければいいですよ』

と担当の方が、私を気遣って言ってくれたのですが

脚本をいただいて、何回も何回も読みました

だって、料理というのはその人の生きてきた軌跡が出てしまうものなんです

どんな人なんだろう?

あたたかい人なのかな?

料理が好きなのかな?

その料理に思い入れはあるのかな?

作ってあげる相手のことをどう思っているのかな?

第一

まずそう。

ってどうやって表現すればいいんだろう?

色々考えるうちに、どんどん昔のことを思いだしました

私が初めて一人でお料理をしたのは小学3年生の母の日の朝

お味噌汁を作ってあげよう

と、まだ暗い中作り始めました

野菜を切るのや出汁をひくのに小一時間

何より困ったのは味噌の量!

迷った挙句、一袋(1キロ)入れてしまいました(笑)

起きてきた母に

こんなに毎日使ったら破産しちゃうわ!

と大笑いされながら直してもらい

料理の美味しさ、適量、経済面と教えてもらった訳です

振り返ってみると

祖母から習ったこと

母から習ったこと

たくさんの人との関わり

そこには、料理とともに幸せな記憶がたくさんありました

私が料理をしている時にこんなに幸せなのは

周りの人達がたくさんたくさん

私の心に蒔いた種が実を結んでいたからなんだ

これからも、まだ芽を出していない種達を、枯らさないように大切に育てて行きたいな

私がそうしてもらってきたように

息子にもたくさんたくさん種を蒔いてあげたいな

そんな温かい気持ちになれるお仕事を一年の締め括りの日に携われた事に心から感謝ですニコニコ

最後にみんなで撮った写真
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映画のお仕事はこれからも挑戦したいことの一つですが

これがその最初の仕事

きっと忘れられない想い出の1枚となるのでしょう


こたつって不思議!!!

初対面の人とでもあっという間に打ち解けちゃう!
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本当に和気あいあいとさせていただきました

もちろん、初めての現場でちょっと緊張している私を気遣ってくださっていたのもあると思います

古民家で早朝の撮影だったのでダウンを着たままの調理
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撮影中は絶対音を出さないように!!
imageほとんどキッチンに閉じ籠っていました

寒かったけど、本当に素晴らしい体験でした!

これからもどんどん新しい挑戦をしたいです!!