ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村


日本語の学生による作文シリーズ


2013年度・第23回カリ日本語スピーチコンテスト


2012年度最優秀賞受賞者としてゲスト参加クラッカー




昨年度中級の部に参加し、
三部門総合での2012年度最優秀賞を
受賞したピカチュウ。

今回は参加者としてではなく、
昨年度最優秀賞受賞者として、
日系人協会の皆さんがゲストとして
招待して下さいましたクラッカー

残念ながら練習不足で、
スピーチの出来はイマイチでしたが、
作文はユニークな視点で
おもしろいものを書いてくれました。



『翻訳できない日本語』
(フアン・ミゲル・エレハルデ)




ぼくのしゅみは外国語をならうことです。
今は英語と日本語をならっています。
そして外国語をべんきょうしている時に、
気がついたことがあります。
いくつかの単語(たんご)は他の国の言葉に
翻訳(ほんやく)することができません。

例えば、スペイン語の「sobremesa」や
ポルトガル語の「saudade(サウダージ)」など
を日本語や英語にするのはむずかしいです。
日本語にもあります。

「こもれび」これは木のはっぱの
すきまからもれる、たいようのひかりのことです。
「先輩(せんぱい)」「後輩(こうはい)」
日本では1歳(いっさい)年(とし)が
ちがうと、いばることができます。
日本人は自然(しぜん)を大切にして、
年上の人をそんけいします。
ことばからその国の文化が見えますね。

ぼくは日本語も日本の文化も
とてもユニークだと思います。

コロンビアでは、日本語といえば、
アニメの日本語を思い出す人がおおいでしょう。
「おれの力を見せてやる!」とか
「きさま!」とか「じゃあニャー」とか。

でもそういう言葉はふつうの生活
ではあまり使いません。
ふつうの日本人が話す日本語と
アニメの日本語はちょっとちがいます。
でもアニメはいろいろな日本語を
聞くのに役に立ちます。
使う言葉や話し方によって、
その人のキャラクターがわかります。
「おれ!」というのは男の人です。
「わし」というのはおじいさんです。
「あたし」は女の子。
「なんでやねん」というのは大阪の人です。
じゃあ、
「ご主人さま、おかえりなさいませ」
はだれですか?
そうです、メイドさんですね。

それから日本語には
たくさんカタカナの言葉があります。
外国語から来たことばは
カタカナで書きます。
私はカタカナの言葉があまり好きじゃありません。
日本語があるのに、
カタカナを使うのはへん
だと思います。
あとカタカナにすると、発音(はつおん)がかわるので、
わかりにくいです。
例えば、「マクドナルド」とか「ミュージック」とか。
初めて聞いた時は何のことかわかりませんでした。

でももう一つ、
カタカナを使う言葉があります。
それは擬音語・擬態語です。
擬音語は例えば動物の鳴き声。
ゾウは「パオーン」、ニワトリは「コケコッコー」、
携帯電話のメッセージの着信音は「ピロリロリン」。

擬態語(ぎたいご)は例えば、
「コロンビア人のかみのけはクルクル」、
「このベッドはフワフワ」、
そして私は「今ドキドキしています」。
ばくは擬音語・擬態語が大好きです。
これも外国語にほんやくできない
日本語だと思います。

このように、ことばは文化です。
ですから、日本語をべんきょうする時は、
ただことばをおぼえるのではなく、
そのうしろにある文化を
りかいしなければならないと思います。
ぼくはいつか、日本の文化をりかいして、
日本の文学をスペイン語に
ほんやくしてみたいと思います。

ごせいちょう、ありがとうございました。

メデジン日本語クラブへようこそ!

メデジン日本語クラブへようこそ!







昨年度の最優秀賞受賞スピーチ
『ぼくのあだ名』





応援クリック、よろしくお願いします↓

Haga click aqui, Por favor!!

にほんブログ村 海外生活ブログ コロンビア情報へ


にほんブログ村 旅行ブログ 中南米旅行へ


にほんブログ村






人気ブログランキングへ