久しぶりのブログになります。
大変なときですね。
皆様、どうお過ごしですか?
僕は今年に入り、1月、2日、3月とそれぞれお芝居をしておりました。
ご観劇いただきました皆様、誠にありがとうございました。
そして、3月の公演が終わった翌日から、4月末からの公演の稽古へ合流。
素晴らしい作品、共演者に恵まれた座組で、たくさんの方に観ていただきたいと稽古に励み始めた矢先に、週末の外出自粛。
そしてついに非常事態宣言が発表され、4月末からの公演は9月へと延期になりました。
ことあとも近々では、6月、7月、8月とそれぞれとても楽しみにしている公演が控えています。
しかし、それらの公演を上演して行けるのか、今は全く分からない状況になっています。
僕たちがまたお客様の前でお芝居をさせてもらうときは、お客様が心から安心して劇場へ足を運び、お芝居を楽しむ日常が戻ったときです。
そのときは今年中に来るのか。
来年、再来年になってしまうかも知れません。
僕たちはそのときのために、今の時間を使って、俳優としての身体と心をつくり、精進してゆきます。
皆様はどうか、この事態が終息するまで、どうかお身体を大切にしてください。
やれること、やらなければいけないことをみんなで徹底して、一生懸命頑張って行きましょう。
また皆様と、元気に、笑顔でお会いしたいです。
僕は、演劇は高尚な芸術である、なんてことは思っていません。
自分が楽しいと感じ、好きだからお芝居をしています。
ですが、身体ひとつでこんなにも人へ何かを届けられ、喜んでもらえる仕事は、なかなか無いと思います。
人に喜んでもらえる。
こんな幸せなことはありません。
だから、ずっと続けています。
自分が22歳のときに扉座の「夜曲」を観て門を叩き、それからの自分の人生が豊かで楽しいものになったように。
演劇には、人の生活や心を豊かにするチカラがあると思っています。
誰かの人生を変えるチカラがあるとも思っています。
それを芸術と言うのかも知れません。
また劇場や表現の場で、皆様と一緒に、そんな特別なときを過ごせるよう。
楽しい時間を、当たり前に楽しいと感じ過ごせるよう。
いま、頑張りましょうね( ^ω^ )
新原 武