サンキャッチャーは、作り手のイメージやアイデアがそのまま形になります。
製作過程も使用する材料も特に決まりはないので、デザインは無限大です。
いわゆる「ALL,OK!!」なわけです。

だからこそ、私なりに「譲れないもの」があるんです。

そのひとつが、サンキャッチャーに対する「想い」です。

デザイン、カラー、パーツ、その他諸々・・・
何を? どう組み合わせるか?

それらの組み合わせによって全く違う作品になるので、細心の注意を払います。
イマジネーションを最大限に働かせて、使えるものは何でも使って作ります。
そして、いつかこの作品を手にされる方を幸せを祈りながら、一つ一つのパーツを
心をこめてつないでいきます。

そうして完成する作品ですが、イメージ通りに仕上がる作品もあれば、
そうでない時も多々あります。
そんな時は絶対に妥協しません。
どんなに時間をかけて作った作品でも、全てバラバラに分解して一から作り直します。
これを自分が納得できるまで何度も繰り返します。

自分が納得できない作品をお客様にお譲りするのは、一種の詐欺行為だと思うんです。
自分が信念を持って製作し、仕上がりに達成感と満足を得られて、初めてお客様の前に
自信を持ってお出しできると思うんです。

「良(よ)い加減」は取り入れても「いい加減」は却下!!

いつも念頭に置いています。

そしてもう一つが、使用するパーツの「拘り」です。

最近は、パワーストーンのお店や雑貨屋さんでもサンキャッチャーを販売しています。
価格も手頃なので、プレゼントとして購入される方もいらっしゃるようです。
ですが、値段が値段なのでパーツもそれなりのもので製作されています。
サンキャッチャーの命とも言うべきトップ(虹を発生させる一番下の部分)に、
気泡や欠け、酷い時はヒビが入っていることもあります。
(トップが天然石(水晶など)の場合は違いますが・・・)

私はこのトップの部分に、必ず「スワロフスキー」を使用するようにしています。
気泡のない完全なクリスタルガラス、計算しつくされたカットの施し・・・
ダイヤモンドに勝るとも劣らない輝きは、格別の美しさと煌めきを放ちます。
いくら形が似ているパーツであっても、この輝きだけは真似できないと思います。

また、トップ以外のパーツ(ビーズや金具等)も、極力スワロフスキーの製品を
使用するようにしています。
トップと同様に、カットや輝きが違うからです。

同時に、販売価格も極力抑えるようにしています。

本物の輝きを、お求めやすいお値段で・・・

これも拘りの一つです。

そんなサンキャッチャーを、これからも作っていきたいと思います。