{8448519B-CCDC-4247-A0F0-71F4A9A79932}

国からの殺処分通達に反して、現在まで生かし守ろうとする畜産農家たちの姿を約5年間にわたり追ったドキュメンタリー映画被ばく牛と生きる』の予告編を観た。餓死した牛の姿に、人間の業の深さを感じる。
生活の糧として精魂こめて育ててきた牛を殺処分できず、エサをやり続けている畜産農家さんの気持ちは分かる。
しかし予告編のワンシーンにあった「生まれてきた命(子牛)」の意味が私にはわからない。出荷できず苦しい自腹を切ってエサを与え続けている牛を繁殖させたのだろうか。放牧させているから、意図せず繁殖してしまったのだろうか。それとも原発事故の時に、雌牛がすでに妊娠してしまっていたのだろうか。

避妊手術をした上で殺処分される不幸な子猫を産ませず、一代限りの命を大切にする地域猫の様に、いま生きている牛の命を全うさせる為にエサを与えていると思っていたが果たして現実はどうなのだろうか。繁殖させてしまったら、キリがないではないか。

名古屋でこの映画が上映されたら、必ず観に行こうと思う。 

被ばく牛と生きる』公式サイト