ベルリンの壁が崩壊した直後にベルリンにいた私は、夜行列車に乗って、ポーランドのクラクフにある アウシュビッツへ行った。
無数の人々の死臭が染み付いたその地で見た現実。

他の生き物や環境に影響を与えずに生きていく事は難しい人間は、地球にとってガン細胞の様なものではないかと、当時の私は思ってしまった。
どの様に生きていくのが良いか分からないけれど、「ゴミを捨てるよりは拾う人でありたい」と思った。

それから数十年、私は折りに触れ、ずっとこのことを考え続けてきた。出来る事は手当たり次第やってみた。
そして今年のGW、友人に連れていってもらった 杉浦千畝記念館で、私はその答えをやっと見つけた。

【ひとつの魂を救う者は、世界を救う】

私の天職は、文章を書く事と 占い☆忍者 を通じて人と接する事である。
出逢った人々の話に耳を傾けよう。
人の為になる、命ある言葉を発していこう。
と、私は思った。
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「つまり、今日私がここにいられるのは、杉浦千畝氏が私の命を救ってくれたからです。
しかし、ひとつの命とは何なのでしょうか。
私には一人の息子がおり、彼は医者です。
彼は世界に貢献し、彼の仕事で幾人かの命を助けています。
そして、その人々がそれぞれ順に世界に影響を及ぼしていくでしょう。

(中略)

杉浦千畝氏が発給した六千以上のビザで掛け算をしてみてください。
これは、タルムートでいう

【ひとつの魂を救う者は、世界を救う】

のひとつの具現です。」

〈杉浦千畝記念館に掲示されていたパネルの文章より一部抜粋〉
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【杉原千畝記念館】 

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杉原千畝 - Wikipedia