先日部署の後輩と飲みに行きまして、いろいろ話したのですが、
そのうちのひとつが意外と見過ごされてるかもしれないと思ったので
書いておきます。
それは、
今の部署の規模が2倍になった時、
自分が担うべき役割を考える習慣
です。
規模は売り上げでもいいですし(多くの場合売り上げですが)、2倍の部分は
5倍でも10倍でもいいです。
トップが意識においている少し先の未来が水準としてちょうど良いと思います。
概ね、1-2年後でしょうか。
さて、
仮に売り上げで今の2倍と意識すると、まず組織図が大きく変わることがわかります。
次に、商材、顧客、時には商流を変えることも検討に入るでしょう。
重要なのは、そうした非連続的成長期においては足元からの連続的な課題とは
全く別種の解決課題が存在している。ということなのです。
そうして、拡大した未来に目を向けると自分の成長の質を変えることが
必要であると気づくと思います。
今の2倍の規模になると、現行のセールスのやり方は限界がくる。
仕組み化をしなければならないから私のチームで試したい。
この拡大の速度だと毎月○人くらい人が入ってくることになる。
そういう時には採用の精度が重要で、かつ誰でもできるものが
必要だから自分が採用チームを作りたい。
どう考えても今のマネージャーでは足りない。
もう一段上のシニアマネージャーを作って自分がその第1号を目指したい。
などなど。
ちなみに規模の話はトップとやればいいとして、
その規模になる時に、「新たに必要となる機能や職能」「その規模になって
初めて表出する課題」「その時の組織図」がわからないということは
あると思います。
これは何も一人で考えなくて良くて、「すでにその規模に達している組織の人に
話を聞きに行く」ことをやると良いと思います。
なるべく経営レイヤーに近い人に話しを聞くと全体感がわかって良いでしょう。
(変な話、会社の成長によって「割りを食った」人に話しを聞いてもあまり勉強に
ならないと思います。)
私も新たな仕事に取り組む時には必ずその業界で経験が豊富な人に
話きにいくようにしています。
こうやって非連続的な未来に目を向けて課題を設定し、
未来の課題に先回りできるので、部署にとっても助かるし、
ありがたい人材になるでしょう。
また、自分よりもハイレベルな課題に取り組んでいる人と積極的に話すことで
まだまだ自分が頑張らなければいけないことを再確認できると思います。