本日、フルスイング課題の解決策のひとつが新卒の大江くんの手によって
無事に1次リリースを迎えました。
フルスイング課題は、新卒&2年目4名に与えられた
「比較的既存のシステムからは独立していて」
「余り先輩エンジニアも経験値が無い」
課題です。
速度と品質を鑑みて、あえて負債として残した部分もありますが、
積年の課題がルーキーの手によってひとつ解決した事を嬉しく思います。
さて、もちろんシステムは出して終わりではありません。
より良い成果、より良い状態を目指して磨いていくべきところは沢山あります。
そこで、大江くんはこれから
ひとり創って作って売る
期間に入ってもらいます。
創って作って売るは、『V時回復の経営』などにも出てくるコンセプトで、
R&D、エンジニアリング(プロダクト化)、セールスをそれぞれ表し、
それらのフィードバックサイクルが回っている状況が良い、とされています。
実際に良いプロダクト、しっかりとした進化はこの創って作って売るのサイクル
から生まれます。
常に回っているべきサイクルですが、まずは自分で体験してみる事を推奨しようと
考えています。
要望、技術的負債の返済、オペレーション的負債の返済、
システム改善、新機能。
並行して発生するこれらを値付けし、よりシステムが成果を出せる状態を
体験してもらおうと思っています。
また、重要な点として、「機能の要望をもらったとしても必ず理由を聞く」事を
オリエンしています。
要望をヒアリングすると、多くの場合で「新機能」の希望をもらいます。
しかしながら、理由と背景を把握し、実際の作業を観察していると実は違う、
しかももっと効果的な解決策があることがあります。
例えば、「最適なCPCを表示する機能が欲しい」という要望をもらったとして、
背景を聞くと「入札単価をCVRから計算するのに時間がかかってて、
1日2時間以上食われている」という事だったりします。
ここの最適解は、例えば「自動入札機能を作る」でしょう。
また、「言われたから作った」のではなく、より良く課題を解決するという
視点で開発をやってほしいとも思っています。
我々の部署ではこれを、「目的に向かって開発する」と表現しています。
フルスイングした後の、創って作って売る。
是非、体得して欲しいと思います。
日本経済新聞社
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