広告プロダクトの開発をする上での障害のひとつに、

ドッグフーディングが難しいというものがあります。

 

Google や Facebook のように個人が格安でも出稿できるとなると

別ですが、基本的には toB のプロダクトなので、

日常で生活している限りは決して触ることのないものである事がほとんどです。

 

この、ドッグフーディングが難しい事は、

「使用者も気づかなかったけどすげー便利な機能」

が出てくる可能性を著しく狭めます。

 

かつて、かのマリッサ・メイヤーが部下のプロジェクトマネージャーに

「私、いつもこのプロダクトを使っているの。どこにバグがあるかも分かっている」

と言い放ったような事がやっぱり起こりづらいわけですね。

 

というわけで MDH のエンジニア達で YUG という取り組みをしています。

YUG は「山口運用ジム」の略で、山口さんという方がリードしてくれているので

この名前がついています。

 

 

やっている事そのものは非常にシンプルで、他社を含めたプロダクトを自分達で

運用してみて、どういう施策をうったのか?何に気づいたのか?

実際に運用してみて取り入れたいという思う事は何か?

を共有するという事をやっています。

 

自分達のプロダクトの使いやすさ、やさしさの足りないところや、

逆に自分達の優れているところを再発見する機会になっています。

 

MDHに来るエンジニアは元々広告の経験や広告運用の経験がない事が

ほとんどですので、楽しそうに入稿しています。

(但し、二週目くらいからは新鮮味が無くなってほとんど作業になる)