昨日はサイバーエージェント主催のVP of Engineering Meetup by CA #2に

登壇させていただきました。

 

https://www.slideshare.net/TakahiroOgoshi/fix-86847167

 

テーマはチームビルディングの技術です。

 

で、今回いいたかった事は本当にタイトルの通りで、

「チームビルディングは採用から既に始まっていて、退職も含んでいる。」

という事です。

 

VPoEに向けた資料だからそう話せたというのもあるのですが、

採用とチームビルドはセットです。

 

実際に自分で採用をやると『自分達の組織の魅力はなんだろうか?』

という根本的な問いにぶつかる事になります。

 

本で読む企業はもちろん素晴らしい。

 

そうした組織と比べれば、給与がよくなくて、環境がよくなくて、

福利厚生がよくなくて、技術レベルが足りないかもしれない我々の組織は、

一体どうすれば人に選んでもらえるようになるのか?

という目をそらしたくなる問いです。

 

一見不可能に見えるこれらも、文化や、やりがいや、機会や、裁量の広さと

言ったことを突き詰めるとなんとなく自分達が戦う方向が見えてきます。

 

例えば、立ち上げ直後で何も無いという事は、

裏を返せばあなたが自分の手で創る事ができる、と言い換えられます。

 

そして、このプロセスはチームビルドそのものです。

 

良いチームを創るには良い採用が必要で、

良い採用のためには良いチームが必要である。

 

このぐるぐるは、特にVPoEやMGRとして仕事をする以上は

絶対に逃げられない循環なのです。

 

また、資料にも書きましたが、チームは人が移ろうものです。

 

なので、チームビルドを語る以上、去っていくメンバーとの向き合い方は

避けて通る事ができない話題です。

また、ちょっとソフトに言うなら「誰にバスを降りてもらうか」という点も。

 

チームビルドは平時よりも戦時に問われると思っていまして、

その観点で、「技術力が高いから」「過去の実績があるから」

「今、人手不足だから」という理由をつけて降りてもらう決断を

遅らせるのはあまり得策ではないと思います。

 

また、退職するメンバーとの向き合い方も重要で、

シンプルに書けば、

・無責任な辞め方をする人はしっかり怒る

・責任を果たした上でやめる人はちゃんと送り出す

という事になります。

 

まー、でも、25分しか持ち時間がなかったので、

もっと話したい事が沢山ありましたw

 

資料中に触れている「ビジョンは劇薬である」というのも、

ほんと小一時間くらいディスカッションできる内容だと思うので。

 

今度まとめよかな。