真夏ですね…ホールに缶詰めだったからか…夏らしい気温を肌で直に感じた昨日今日です。。。



本来ならば、東京オリンピック開催中に上演だったスーパー神話ミュージカル「ドラマティック古事記2020~神々の愛の物語~」は、新型コロナウィルス感染問題で東京オリンピック延期に伴い、やはり舞台が出来なくなるのか…どうなるのか…春が終わる頃、準備もまだまだ不安定なままを過ごしていました。主催の読売新聞社様から「……予定通り上演します!」そのお言葉が嘘のような本当のお話しで…。なぜなら自分の舞台やイベントのお仕事は、全て中止、または、延期。が、しかし、ドラマティック古事記は、そこから一気に様々な準備がスタート。頭の中がぐるぐるして創造から生み出す力をフル稼働の毎日。ダンスの振り付け、演出のプランニング、子役オーディション、井筒企画様からの衣裳協力の打ち合わせ、コーラスのレコーディング等々、準備と稽古が着々とどんどん進んでいく中、世の中の感染拡大の問題も聞こえてきて、次第に不安が襲いはじめました。そして、PCR検査、全員が陰性。一気にやる気が倍増。劇場入りとなりつつもいつ急遽中止になってもおかしくない舞台業界のニュースが飛び込む…。もうそんな空気にも負けないぐらい誠心誠意で舞台に集中していました。千秋楽を迎え無事に閉幕。走馬灯のように思い出すこの数ヶ月です。とにかく今は、ホッとしています。


特別出演の東儀秀樹さんからいただいたお写真。

新型コロナウィルス感染防止対策を徹底した上での開催にご来場くださいました沢山のお客様方、本当にありがとうございました。温かなスタンディングオーベーション、心の底から熱くなりました。



キャストやスタッフと共に過ごしたハートフルなリハーサルの日々は、感染問題の過酷な日常でさえ幸せな時間に変えてくれました。



原作の市川森一先生がきっと好むであろう役柄のキャラクターにぴったりあったキャスト陣、その舞台映えする表現力とテクニックの数々、ファンタジーの世界を繊細に創る演出部スタッフのエネルギー、マークエステル先生が描く色鮮やかな絵画の美学を動く背景にした見事な映像、シーン展開を空気と共に動かす美しい照明技術、効果的イメージを良好に広げた音響、神々の品の良さをセンス良く魅せる衣裳コーディネート、神々しい頭飾り製作からメーキャップアートでキャストのモチベーションをぐっと上げてくれたヘアメイク、そして、作品の魂となる音楽と脚本と共に、今の世の中へ夢や希望を見いだす力になるよう祈りを込めて演出振付いたしました。


こちらも東儀さんからいただいたお写真。

この作品の根底にあるメッセージのように、光が射すほうへゆっくりと歩む道が見えて来ること、夢見る力を信じ、これからも精進してまいります。



2013年に神話の故郷宮崎で誕生した舞台ドラマティック古事記は、今まで関わった方々の愛情が新たな愛を繋ぎ更に強い愛情を生み出し続けています。。。



全てに心から深い感謝を込めて、これからもこの深い愛を繋いでいきたいと思います‼️

西島数博