「人の為になる仕事をしたい」
「人の役に立ちたい」
いろんな人に質問すると返ってくる返事。
理学療法士になれば人の為になると、人の役に立つと勘違いしている人。
残念ながらそんなことありません。
理学療法士の資格そのものにそんな効果はありません。
だって…
名乗れるだけだから。
私は理学療法士です!
私がしていることは理学療法です!
…
それが人の役に立ちますか?
人の為になりますか?
多くの人がそこを勘違いしているから国から見放される。
私達の資格は名称独占。(一部業務独占だけど、そこは置いときます)
理学療法という名のものは理学療法士しかできませんが、理学療法ってどれのことを言ってるのですか?
「理学療法士及び作業療法士法」
第2条には「身体に障害のある者に対し、主としてその基本的動作能力の回復を図るため、治療体操その他の運動を行なわせ、及び電気刺激、マッサージ、温熱その他の物理的手段を加えることをいう
さまざまな物理的手段を加えること?
いや違う。
家庭用に低周波の機械が売ってあり誰でも使うことができるので電気刺激ではない。
マッサージは、ちゃんとした資格が他にあるからもってのほか。
温熱などホットパックなども市販されている。
ということから、
物理的手段を加えるという方法が理学療法にとって特別なものというわけではなさそう。
ということは目的が特別なのか?
「主としてその基本的動作能力の回復を図るため」
基本的動作能力の回復ということは、基本的動作能力がある程度落ちている人々…つまり、障害のある者ということになりますかね。
障害のある者。
何を持って障害なのか?
障害は環境が作ると聞いたことがありますが、環境に適応出来ない身体だから障害なのだということ。
でもそれをいうと、世の中は障害者ばかりですね。
私も注意障害があります。1つのものに集中してしまうと周りの世界が排除されてしまう。
環境に適応できないのは多くの人が経験しているはず。
みんな程度が違うだけの障害者=程度が違うだけの健常者。
ただそれだけ。
もう1つ考えなければいけないこと。
片麻痺の方に理学療法士が病院で理学療法(運動療法)を行う
のと、
片麻痺の方に理学療法士がスポーツジムで運動を教える
のとでは何が違うの?
違うのは、医師の指示が必要かどうかで診療報酬を国からもらえるというだけ。
そのほかは何も変わらない。
だったら、医師の指示があるところでは理学療法士は理学療法を実施して、国から診療報酬をもらい、
医師の指示がないところでも理学療法士は運動を教えて、自費で対象者からもらえばいいだけ。
理学療法士と名乗ることは問題ないとされてる。
そこを上手に使いながら、人の役に立つことをしていく。
それが理学療法士としてこれから出来ること。
理学療法士という名前を広める為には、障害のある方々にだけターゲットを絞るのはもったいない。
この知識や技術は、健康寿命を伸ばすことに絶対に貢献できる。
だから私は、昔から考えていたことを実行する。
理学療法士って○○をするお仕事ですよね?
そう言われるものを作り上げる。
理学療法士ってリハビリするお仕事ですよね?という間違った認識を覆していく。
リハビリをするのは患者さん。
頑張るのも患者さん。
私たちは、道を示し、そのお手伝いができるだけ。
新たな分野を作り上げる。
そんな仲間が1人ずつ増えてきている。
新しいものを作るのが好きな理学療法士集まれ〜!