西山がどんな勉強会をコッソリしてるか知りたいという方が多かったので、ちょっとだけおすそわけです。

まずは、基本的なお話から。

何を勉強したらいいかわからない人は、
まずは、
【自分自身の今現在の段階を知ること】が大切。

段階1、何も知らないから何もできない
段階2、知っているけどできない
段階3、考えてできる
段階4、考えずにできる

このどの段階に自分がいるのかをしっかりと把握すること。
これはどんどん繰り返されていきます。
段階4の考えずにできるようになると、また知らないことが増えて、段階1に戻る。
でもそこは、次のステップの段階1。どんどんどんどん繰り返してステップを上がっていきます。
この繰り返しをしていかなければいけません。

つまり、
無知の状態から、量をこなしていくことで、
質が高まり、また量をこなせるようになる。
この量質転化の法則を上手に使うことで、知識量も技術力もどんどん上がっていきます。

運動学習などを『必ず』学んでるはずの療法士だと思いますので、それを自分の学習にも活かしていきましょう!

次に、
【触るということ】
テーマが、セラピストとしての基礎基本の触ることでしたので、6時間ほぼ触ることのお話でした。

皮膚の厚さの話から、触り分ける為にはどんな練習が必要なのか、触る時には注意しなければいけないこと…などいろいろとお話しました。

その中でも、特に知っておいてほしいことがあります。

触る為には、相手に向かって少なからず力がかからなければいけません。

相手に向かって力を加える為に、

私たちセラピストは『押す力』を身につけなければいけません。

そして、その力はどんな法則で成り立っているかというと、

F=ma

という運動の第二法則です。

力=質量×加速度

質量はもちろん私たちの体重だったり、腕の重さなど。
ここは、基本的には不変です。

大切なのは加速度。

この加速度をコントロールできる自分自身の身体の使い方を修得しなければ、
どんなテクニックも効果が半減してしまいます。

そんな人に多いのが、
「このテクニック使えない」
とすぐに諦めて違うテクニックを学びに行き、
全てが中途半端になってしまってるセラピスト。

使えないテクニックはほとんど存在しません。

そのテクニックが適応の患者さんであれば、効果絶大なんです。
だからセミナーとして残ってるんです。

そのテクニック(ソフト面)を使いこなす身体(ハード面)が足りていないセラピストがとても多い。

あっ!

魔法のティッシュも面白かったですね!
まさか、ティッシュをベッドのとある場所に置くだけで身体が軽くなるとは…。

そんな不思議な世界(に見せてる世界のカラクリ)も毎回入れていきます!

そんな次回の特別セミナーの日程が、11月4日(土)14時〜20時になります。

内容は、

『固定とは?』
『安定とは?』
『固定と安定と運動』
『触る時に大切なベクトルの考え』
『皮膚と筋と筋膜と骨の触り分け』

がメインになるかと思います。
その時その時で、皆さんが臨床で困ってることなどの解決策を見つけていくので、話が逸れていくこともあるかと思いますが、大筋はそんな感じです。

残念ながら、すでに定員になってるので、というか定員になったので安心してブログにアップしてるのですが…

一人一人の反応を大切にしていきたいので。というのが表向きの言い訳。

西山は大人数むけに話すのが得意ではないというのが
本音。笑