美しいダンサーを見るとほれぼれしますが、もともと人間の体はそのようには出来てはいません。だからこそ、レッスンが必要だとも言えますね。また、日常生活では使わない筋肉も使う訳ですから体に負担がかかって当然です。「バレエは正しくやれば怪我をしない」とも言われますが、練習量が増えていくほど、体に支障が出るものですし、プロのダンサーでも怪我を経験されていらっしゃる方は多いでしょう。

故障や怪我を少なくするためにも、正しい体の使い方を知っていた方が良いと思っています。私自身の学びのためにも、色々なことをまとめ、少しずつアップしていきたいと思います。良かったら最後までお読みください。


今日は基本となる正しい立ち方についてです。

この前のレッスンでも子供達にトライして貰いました。まっすぐに立つというのは案外大人でも難しいことかもしれません。体を固めずにリラックスすることが大事だそうです。足はパラレルで揃えた形で良いので、お尻が出てしまったり、背中が丸まっていないか、気をつけて立ってみましょう。頭の先から足裏まで一直線を感じるとやりやすいと思います。正しい立ち方が出来ると、骨や筋肉のどこにも無理がかからず、内臓を圧迫しないので、楽で気持ち良いのだそうですよ。

また、伸子先生もレッスン中よくおっしゃっているように、親指の付け根、小指の付け根、かかとの中心の3点を意識して、足の裏で床を感じて立つことも大事なことです。3点を床にしっかりつけましょう。

立ち方は人によってくせがあるものですが、小指側や親指側のどちらにも偏らないようまっすぐに床を押します。

両足とも同じバランスで、床を押して立ち、その力と引っ張り合うように上体はまっすぐ上に引き上げます。

ここまで出来たらさらに「首は長く、肩はおろして、尾てい骨は真下~」という声も聞こえてきそうですね。美しさを極めるにはこれで良いということはないので…精進、精進…私も皆と一緒に頑張ります(^_^)