6/28の「情熱大陸」はダンサーの菅原小春さんの回でした。案外テレビを見ない私なのですが「情熱大陸」は結構好きです。

ハッキリとした眼差し、体からほとばしる感
情…踊っている姿からも意志の強さは伝わってきました。この若さ(23才)で世界をまたにかけて活躍している彼女…それは、やはり人々を惹きつけるだけのパワーと人柄を持っているからのようです。

小春さんは、30ケ国以上でダンスのワークショップを開き、アーティストのミュージカルビデオの振付をはじめ、モデル、広告の仕事まで多岐に渡って活躍しています。

そんな彼女が番組の中で言っていたこと…
「絶対にダンスをタレントみたいなかんじにしたくないから。ひとつのアートとして、ひとつのスポーツとして、世の中の人に知ってもらいたいから」

「今の認識だとバックダンサーとか誰の後ろで踊ってるよね、すごいねとか。アーティストを引き立たせるための1つの道具になっちゃってるから…でもダンスってそうじゃない」

「たまにモデルみたいなこともやるんだけど、モデルはやりたい訳じゃなくて…でも見た時、何この人⁉︎ってなって調べてみたらダンサーだった…そうやって、ちょこちょこ色んな線を作っていこうと思っている」

こういう思いを持って向き合い、踊っているのだと知りました。きっと心からダンスを愛しているのでしょうね。ダンスがすごい好きだから正直にぶつかり過ぎて、やめたくなったり、悩むことも多いそうです。

でも私がこの年代の頃はまだまだ自分のこと、自分の世界だけしか考えられなかったし、知らなかった…「今の若い人は」と言われることもあるけれど、今の子供達や若い世代に触れると感受性が豊かだったり、優しく、尊敬すべき点も沢山持っていると感じます。

ダンスを通して、自分の体を通して、思いを発信していく…それも世界中に。言葉や文化、考え方…そんな違いも受け入れることができなかったら無理なことでしょう。そして、そうやって自分色に世界を染めてしまうのだからすごいことです。踊りの持つ意味、生きる意味を知っている魅力的なダンサーでした。