9月19日。

主治医の先生に話を伺いに行くために病院に行った。

 

コロナの影響もあり、一般病室に居る母に会うことができなかった。

 

先生の話によると、

 

「まだ細胞検査の結果は出ていないが、膵臓癌で間違いないだろう」

「CTの結果を見る限り、肝臓へも転移している」

「余命は数か月までだろう」

 

とのこと。

 

母は、身体に気をつけていて、たびたび胃カメラを受けていた。

今年の4月の画像では、綺麗な状態だった。

しかし、入院後に撮った画像では、十二指腸付近の様相が一変していた。

色も変わっている、形も変わっている。

癌が十二指腸を圧迫しているらしい。

 

本来であれば、4月の胃カメラの後に、他の検査もする予定だったらしい。

しかし、コロナの影響で、ままならなかった。

 

4~5か月の間に、80歳の母の胃を一変させるくらい癌の発達が早いらしい。

 

ただ、踊り場のような状態が訪れて、また体調が低下、そして踊り場という風になるだろうとのこと、踊り場が何回訪れるかは分からないけど。

 

10月の始めには、一旦踊り場が訪れて、退院できるだろうとの見立て。

 

妹とは、その時にどうするか、母は何をしたいのだろう、それにどう対応しようかと話しをした。

 

ただ、母は、自分の病名を知らない。

細胞検査の結果が出た後に、少しずつ話をするとのことであった。