ゴルナーグラートの頂上にはレストランもあるので、そこでひと休み。
ペンションに戻り、早々に就寝(T_T)
この時点で私もダンナもちょっと息苦しいのと軽い頭痛有り。
まぁでも大したことないし(ビール飲めちゃうくらいだし)、高山病にならないためには電車で急激に登り下りするより、一駅でも歩くと良いとガイドブックに書いてあったので、ハイキングがてら一駅ぶん歩いてから電車に乗ることに。
しかも、しばらく歩くと出発地点も目的地も見えず、まわりは山しか見えないという状況に(^^;;仕方ないので、なんとなくうっすらついてる先人たちの靴跡を辿りひたすら歩く…
でも、まわりに誰もいなくて自分たちだけポツンといるの、けっこう楽しかった(^^)
途中、こんな十字架が立ててあったり。
40分程歩き、無事駅に到着。
ここから体調が急変。
電車の中でちょっとウトウトして、ハッと目が覚めたら突然の頭痛と吐き気…
そのうち悪寒がして、脂汗が出てきたのでこりゃまずいなとバッグからガサゴソとビニール袋を取り出し、万が一に備える(^^;;
因みに、私が必死に吐き気と戦っている間ダンナは何をしていたのかというと…
嬉しそうにひたすら景色の写真を撮ってました(^^;;
あまりの吐き気に我慢の限界!と思ったとき、終点の一つ手前の駅が見えてきたので、ダンナに降りたいと言うと、「え~?マジで?」という返事。そして明らかに「あと一駅なのに、めんどくさいな~。我慢できないの?」という顔。
ひ、ひどい、ひどすぎる~(T_T)
でも耐えられないので、電車から降りトイレに駆け込もうとしたらダンナが「あ、この駅トイレないかも。」と。
えぇー!!
仕方がないので降りた電車にまた飛び乗り、電車は出発。そしたら通過する駅を見ながらダンナが「あ、ごめん。トイレあった!」とな・・・。鬼~(T_T)
そしたらだんだん視界が白くなり何も見えなくなってきて、あ、やばい。失神するかも・・・と思った瞬間!
近くにいたタイ人のおばちゃんが黒い小さな丸い薬を差し出し、よく噛んで飲み込めというジェスチャー。
しかも私の手のひらの上にすごい量の薬をじゃんじゃん乗せてくる(笑)よくわからないけど、とりあえず言われるままに飲み込んだら、今度はタイガーバームみたいなスースーするスティックを出してきて、鼻の下に塗れと。
その二つを繰り返してる内に血の気が戻ってきて一気に回復しました。
その後、コメカミにもタイガーバームを塗ってくれて「これで大丈夫」と。
終点に着いて電車を降りたら、おばちゃんのダンナさんらしき人がやってきて、
自分は医者で、おそらく高山病だろうと。頂上で平気でも、下山するときに一気に血流が良くなって高山病になることがあるそうです。
因みに、おばちゃんが私を介抱してくれていた間このドクターはなにをしていたかと言うと・・・
うちの旦那と同じく窓にへばりついて必死に写真を撮ってました(笑)
先生、どうせならもっと早く気付いてほしかったよ(^_^;)
それにしても、異国の地でこんなに親切にしてもらえるとは…ありがたや~(T_T)
お礼を言うと、ほほえみの国の人々は微笑を浮かべて去って行きました。
それに引きかえなんて冷たいうちのダンナ(T_T)
このときにはもうだいぶ回復してたけど駅のトイレで鏡を見たら、顔が真っ青。
ってことはさっきまでもっとひどい顔色だったんだと思い、ダンナにそう言ったら「サングラスしてたから気づかなかった」とな。
なんてふてぇ野郎だ(T_T)
しかも、ドクターの話を聞くまで高山病だってわかってなかったらしい…(笑)ずっとただの乗り物酔いだと思ってたんだそうです。あんなに高山病の説明したのに~(T_T)
そのあとも私は早くペンションに帰って休みたいのに、旦那は駅前のノースフェイスに寄りたがり…
ってかノースフェイスって。日本にもあるし!何もこんな状況で行かなくても(笑)
大体ペンションはすぐそこなんだから後で一人でもう一回来りゃいいやん!!!
…と思いつつも、怒る気力もなく(^^;;
まぁ、丸2日寝てなかったら高山病にもなりますよね。自業自得です(^^;;
次こそは睡眠薬持参しよう(^_^;)
この日の夕飯。
まさかの中華粥(笑)
この日はスイス名物のラクレットを食べるつもりだったのに(T_T)でも、旅先で食べるお粥ってメチャクチャ美味しく感じるんですよね(^^;;
また今度書きますが、この後、開始早々にして奥の手であるお粥を出動させてしまったことを大後悔しました(T_T)
因みに、具合の悪い私を差し置き、旦那が一生懸命撮ってた写真はこちら↓
まぁキレイだから良しとしよう(^^;;